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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
なんや領街に行くと襲われなアカンのかいな
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魚介祭りや~!




 バハヌス港町に到着した。


ランドール伯爵「ちょうど出迎えが来ておるな」


 伯爵家の屋敷は、港町が一望出来る高台にあるようだ。


御者「閣下、お待ちしておりました」


「うむ、今年も宜しく頼む」


御者「恙無くお過ごし頂けますかよう、緩やかにお過ごし頂ければ幸いでございます」


 四人の他、護衛の兵と領騎士、身の回りの者を入れて25人あまりでの滞在である。


 年に一度とは言え管理の老夫婦と数人のこの町の出の侍女が数名、屋敷の側で暮らし屋敷の維持をしているそうだ。


 護衛の兵と領騎士は、バハヌスにいる間交代で休暇を与えられる。


 日本でいう夏休みは海でみたいな感じやな、

 屋敷は伯爵家の物だけでないようで、近隣の村を所有してる貴族が、夏に交遊地として楽しんでいるようだ。


 その日はのんびりと休み翌朝、ソーニャ婦人に呼ばれた。


「婿殿、早くからお呼びだしして申し訳ありまん」


「いえ、かまへんです~」


 婦人の傍らには、初めて見る女性がいた。みた感じ商人か職人のような・・・、


「どうもはじめまして男爵様、私は衣料雑貨の商会をこのバハヌスで持っております。リアーヌと申しますお見知りおきを」


 なんやずいぶんとバイタリティー溢れたおばちゃんやな~。


「クスクス。リアーヌの父は我が夫マイヤー家に仕えていた元従士の者なのよ」


 なるほどな~、と言うことは身内みたいなもんやな~。


「今回、男爵様にご目通りを願ったのは、奥様のある品を拝見してからでございます」


 ん?、ある品を言われても、

 首を傾げるキイチに。


「ほら、婿殿がベストリアーネの為に作った肌着のことよ」


 ああ~、ぽんと掌を打った。


「あれやったら、もう嫁さんの物や、それからどうするか契約書なんかは嫁さんでエエですよ~」


 のほほんと適当なこと宣うキイチに、ポカーンと惚けるリアーヌとソーニャ婦人、


「あの~、あの、あの!、それで宜しいのですか?」


 困惑してたが、直ぐに我に反ったのか僕に聞いたったで、


「はあ~、あんな~、これ女の人の胸を綺麗に魅せるちゅう事を僕が知ってただけで、金儲けの為に作ったんやないで~、僕が嫁さんに着せて見たいから、作ったんや」


 ろくでもないことを堂々と宣う、ある意味大阪人らしい。大阪人である。


「それを嫁さんが、婦人に見せて、みんなに広めたい言うんやったら、そこから先は、男の僕が関わったらアカン、違うかな~リアーヌはん?」


 じっと商人らしい強かな目をリアーヌに向けてとうた。


 これは女性のための物だ。だったら作るのも全て女性の方がいいだろう、キイチの問いに、ソーニャ婦人とリアーヌは、ようやく理解した。


「だから、契約者はソーニャ婦人と嫁さんでお願いいたします~、型紙、デッサンなんかはそのままどうするか決めて下さい」


リアーヌ「はい!、おっしゃる通りです。後はお任せ下さい」


キイチ「ソーニャ婦人、これから嫁さんとデートでもしてきます~、ほな、あんじょうお願いいたします~」


 キイチは何時もと同じく、飄々としていながら、貴族としても、夫としても女性に配慮出来る人物だと示した。


リアーヌ「はあ~、奥様、素晴らしい婿殿を迎えましたね」


ソーニャ婦人「ええ、まったくだわ♪」


 こうして、マスオさんから、頼りになりそうな婿殿にランクアップしたかもしれないキイチは、


「ベストリアーネちゃ~ん、遊びましょう~」


 おふざけに子供のような誘いに、真っ赤になったベストリアーネに怒られる姿をみて、

 生暖かな目で、夫妻を見る使用人がいたとかいなかったとか、 


 でも結局は、キイチと二人手を繋いでデートに出掛けたのだった。




━━━翌朝。



 目覚めと共にキイチは、身支度を整え嫁さんにおはようのキスしてから、


 水揚げのある魚市場に顔を出しに出掛けた。


 もうこうなるとプランダー伯爵家の使用人も護衛の兵士も慣れた物だ。

 しかも商人で冒険者だったせいか普通に剣の腕もあり、魔法使いと知られていたので護衛は付けずに放置されてると言った方がよいだろうが、



《魚市場》



 バハヌスは港町である。近隣の漁村から朝取れたてての魚が集まっていた。


 その種類は豊富だ。遠く黄昏の森から肥沃な栄養が流れて来るので、丸々太った魚が沢山取れるからだ。


『朝一番で上がったカチオだよ~、刺身、煮付け、焼き何でも最高だ~、買った

買った、買った!、さあ早い者勝ちだ』

『そこ縄で取れた魚だ樽売りだ~、色々入って一樽大銀一枚、安いよ、安いよ』


 朝から威勢のいい漁師の呼び声だ。


キイチ「そこのカチオ全部貰おう」


「まっ、毎度あり金貨1枚と大銀貨二枚だよ」


「ほら、これで」


「確かに。どちらにお届けで?」


キイチ「アイテムボックス持ちだ、指定してくれればしまう」


 漁師は戸惑いながら、箱だけ残してカチオ96匹あった。


「兄さんありがとうよ!」


『カチオ』


 回遊魚、加工することで、出汁に使えるガッチオになる。


 これどう見てもカツオやんな~、


 それからマグロ、スズキ、ヒラメに似たのと、烏賊も沢山買った。乾物問屋で、干した烏賊、エビ、貝柱、アワビ、昆布も買えた。


 目玉は、魚醤があったことと、タコがほぼただで貰えたことや!。


 これでたこ焼きができるで~!

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