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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
海を目指して天丼てんやな~
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僕はお外で、ラビット祭りです~




 この二日あまり、ディール男爵家に滞在中です~。


 なんや男爵様の病気が治ったとかで、急遽男爵様もご一緒するとかで、その準備でみんなバタバタしとりますな~。


 で僕は暇なんで、久しぶりの冒険者のお仕事しに出ました。


 もちろんベストリアーネ様には断ったで。


 呆れてたけどもな~、こればかりは異世界生まれの転生させられた男の子やから、


 諦めて下さい!。


色々とギルドで依頼眺めてたら、塩漬け依頼を見付けました。


 これは街道から離れてる農家の依頼です~。


 ぎょうさんチャージラビットが住み着いて困ってるそうや、中には変異種もおるようやし、


「すいませ~ん、これお願いいたします~」


 受付の猫獣人美人さんに言うと大変喜ばれたで~。


 やっぱり美人さんの笑顔は最高やな~。


 歩いて二時間も掛かるようやから、例の魔電動自転車で、すすいのすーいや、


 30分も掛からんと到着したわ。


「ごめください、冒険者ギルドで依頼を受けて来ました!」


 この辺りまで来ると、長閑な田舎の風景で、平和そうに見える。


『まって!。今出る』


 家の中からドタバタ、慌ててるのが分かる。


 出てきたんは、ずいぶんやつれとる兄ちゃんやったで~、苦労が忍ばれるで~、


「ほな、案内したって下さい」


「あ。あの~お一人ですか?」


 不安そうな顔をしてますな~。


「まあ~取り敢えず案内を見たら分かるさかい」


「はっ、はあ~?」

 

 釈然としてないだろうが、気にしたら負けです~。


「こらまた・・・」


 この世界に来て、呆気にとられたんは初めてやったわ。


 元は広大な農地やったんやろうな。そこにびっしりとラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビットラビット。


 数えんのも馬鹿らしい数がひしめきあっていた。


「やっぱり・・・、もうおしまいか」


 僕が唖然としたせいか、膝を着けて泣き出す兄ちゃん。


「こら、僕以外は無理やったで~!」


 こらラビット祭りじゃ~!。


「『ウォーター』『ウォーター』『ウォーター』『ウォーター』【水操作】」


 大量の水を生き物のように動かして、見える範囲のチャージラビットを捕獲して、そのまま溺死させて、アイテムボックスにしまいます~。


 そのまま解体もやるの繰り返しや、


「なっ、なっ、なっ、なんじゃこりゃ!?」


 なんや叫んどる兄ちゃんには悪いが、後にしてください。


 今忙しいんで、


「こんなもんかな~、どれどれステータスオープン」


『ラビット肉』×560

『ラビット毛皮』×560

『クイーンラビット肉』

『クイーンラビット毛皮』

『クイーンラビット魔石・中』


「おお~、500越えとるで、それにこのクイーンラビットってのは」


『クイーンラビット』


 特殊なフェロモンを放ち、多くの雄を集め巨大なコロニーを形成する。


 その昔幾つかの村が、滅んだと言われている。


「これ・・・、アカンやつやんか」


「おお~、おお~、ありがとう!。これでなんとか作付けが間に合うよ」


キイチ「ちょっと待った兄ちゃん、これから僕とお役所に急ぎいかなアカンで」


「はっ、えっ?」


 戸惑う兄ちゃんを引き摺るように町に急ぐ。あんまり遅いんで。途中から担いでたで、


「お待たせ致しました」


 町には代官がおられますねん。貴族の仕事の一つに代官を任命者して、権限を貸し渡すわけやな、謂わば貴族様の代理ちゅう立場や、


「僕はキイチともうします~、商人で冒険者兼任してます」


「ご丁寧にどうも、財務担当の役人ラデンで」


 いかにも内務関係のお役所の職員やな~、


「まず、この農家の兄ちゃんのこと知ってはりますか~」


「ええ、郊外の農地で農家をなさってるガダンさんです」


 どうやら顔見知りのようやで、


「じゃ~この人の農地でのことも把握してはりますか?」


「ええ、先日もご相談を受けて、私が援助金を申請致しましたので」


 こらアカンな~、よく理解しとらんようや~、


「そら、大変な手落ちなさりましたな~、こら大変ななことになるところでしたで~」


 キイチの顔から笑みが消えていた。


それをやや困惑した顔をする役人さんに。


「まずチャージラビットは僕が駆除したりましたんで、安心してや~」


「そっ、そうですか・・・」


「問題は、変異種が居たことや、ラデンさんはクイーンラビットって知ってるか~」


「クイーンラビットですか?」


 ガダンを見ても、きょとんとしていた。


「過去、このクイーンラビットが生まれて、幾つかのの村が滅んだ事があるんやで~」


「なっ、そっ、そんなラビットが」


 キイチの説明で、ようやく事態を理解して、ラデンさんの顔から血の気が引いてく。


「この毛皮と魔石は証拠に出しとくで、きちんと男爵様に提出するんやで~、僕はマイヤー伯爵家の関係者でもあるさかい、誤魔化たら大変なことになるからの~」


「わっ、わかりました!」


「ほな、ギルドに報告行きましょうか~」


ガダンの兄ちゃんは、壊れたブリキのおもちゃ見たいに、カクカク頷いてただけや。


 その後、大量のチャージラビット肉、毛皮を持ち込んで売ったたわ~、ま~金貨にもならん小銭で、肉は寄付でみんなに振る舞うように頼み、毛皮の売った金は孤児院に寄付を頼んだ。


「あっ、ありがとうございました♪」


 受付の猫の美人さんにてを握れてお礼状言われました。


 僕の鼻の下伸びたんは勘弁したって下さい!。






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