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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
海を目指して天丼てんやな~
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可笑しな商人は、手土産の追加をわたした~



「ガハハハハ!?、本当に良いのか?」


「かめへんかめへん、ほなここに出しとくで」


 ヒョヒョイのひょいと小樽をさらに5個置いた。


 ランドール伯爵は後ろの鑑定師を伺うと、みるみる顔色が青に、白に変わり後ろに倒れてしまった。


「一つ聞くが、その蜂蜜どのように手に入れたのだ?」


キイチ「あっ、そうやってわ~、ベストリアーネ様に言うてはりませんでした、僕の国では成人すると国でくじ引きひかされます」


「くじ引きとは」


「くじ引き言うんは、こんな紙に当たりなら、赤い丸付けといて、此のくらいの箱の中に折って入れた紙をぎょうさん入れます」


「なるほど何かに使えそうな物だな、試しに作らせてみようか」


「承知致しました」


「それでキイチよ、くじ引きで当たるとどうなるのだ?」


「まずの話やが、うちの国では国民の六割がアイテムボックス持ちやねん。皆が商人やからめっちゃ余っとる。んで、くじ引きで当たったもんは、国にある転移の門を使わせられるんや」


「ほ~う転移の門を」


「うちの国は、島国でな~、周りは何処までも海やねん、しかも海には狂暴なモンスターがぎょうさんおるし船で外に行くんも命けや」


 伯爵もその話は聞いていた。近海ならモンスターも強く無いが、外海にでると巨大なモンスターに襲われると。


「残念なお知らせです~。転移の門は壊れてまして、何処に飛ばされるかは神様の思し召しですねん」

 

 キイチのあっけらかんとした物言いに、騙されがちだが、場合によっては転移=死に繋がるくじ引きだと気付いた。


「それで僕は、黄昏の森と呼ばれるかなり森の奧に落ちました。いや~、いきなり蜘蛛の巣の真ん前でした、いや~死ぬかと思いましたよ、アハハハハハ」


 思わずこの場に居たものは思った。普通死んでるって、


 そこからの大冒険は、壮絶な物だった。


時折出てくるモンスターの毛皮、物凄い高価な黄金蜂のロイヤルゼリーをベストリアーネ、幾人かの侍女ばかりか妻にまで貰えて、皆が笑顔になった。


 しまいに自作したビッグボアの高級干し肉の味見したら、伯爵様も秘蔵の酒を出して、実に楽しい時間を過ごした。




━━━━━翌朝




 多分昼に近い時間である。



昨日と違い、伯爵邸の客間を用意してくれたので、寝心地は最高であった。


「おはようございます。キイチ様お目覚めでございますか?」


「ふわあ~い、おはようございます~」


 すっかり寝入ってもうたらしい。


 使用人の姉ちゃんに身だしなみ整えてもらい。

 伯爵様とベストリアーネ様と朝食を一緒に取ることになった。


キイチ「おはようございます~、夕べは御馳走様でした」


 キイチが異国の者と聞いて、この国おは違う言葉使いや挨拶一つとっても、納得出来る物だった。


 しかし大阪人と呼ばれる商人は、皆がかなり可笑しい人種と位置付けられたのは、良かっのか悪かったのか・・・。


 朝食が終わり、伯爵は改めて身を正す。


「そちの手土産によって、多くの配下が助かる。領主として感謝する」


「そら良かったわ、僕としては手土産が喜ばれるんが一番の喜びですわ!」


 実にあっけらかんとした物だった。貴族としてはどうかと思うし、目の前の青年がその価値を知ってなお態度を変える事が無かった。


 それだけで、商人としても一人の男としても信用出来た。


「キイチよ男として頼みがある」


 まっすぐな眼差しで、芯のとおった男の目やった。


「なんでしゃろう」


 ランドール伯爵の目を真っ直ぐ見る。


「ベストリアーネよ、そなたに命じるキイチの妻になれ、キイチよベストリアーネを妻に迎えよ良いな」


 ズガガガガガン!?


 今、巨大な落雷が落ちたような衝撃を受けた。



「もっとも正式に結婚するのは一年後となろうが、そなたが王家に献上してくれた。黄金蜂蜜と白皇帝猿の毛皮によって、恐らく貴族に任じられよう。ベストリアーネと共に王都に向かうのだよいな!?」


 アカン、これはノーと言えんやつや!


キイチ「それが決まりでしたら承知しました。つきましては妻になるベストリアーネ様にあるプレゼントがしとうございます~、どなたか優秀な防具職人を紹介下さい」


 ならとことんやってやろうやないか~、姉さん女房かいなキツそうやが、美人さんやしまあ~ええわ。


「ほほ~う、何を贈るつもりだ」


 すっかりキイチと意気投合した伯爵は、ワクワクした顔だ。


「(実は女王蜘蛛の素材が丸々ありまして)」


「!?、しょ。承知した、ベストリアーネよ楽しみにしておけ、そなたの夫になる男は凄まじいものをそなたに贈ろうとしておるぞ!」


 なんやじいさんの方が興奮しとるやんけ、


キイチ「つきまして、ベストリアーネ様の父上と母上にも献上品を贈ろう思います」 


「ほほ~う、それは言い心がけだ、してナニを贈るつもりだ?」


「ベストリアーネ様は、甘い物は好きやろか?」


「ああ~、あんまり酷いのはあれだが・・・」


「そうでっか~、僕の生まれた街は、天下の台所。美食の街言われてましてな~、甘味だけで数万種類ある言われてます~、では基本的な物から作ってきます~」


 



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