目覚めたらなんや色々な物が、出来とる!、僕は天才か
微睡みのなかで、なんや優しく頭撫でられた気がした。
「ふわあぁ~、なんや疲れが抜けてるやんか~、妙に身体軽いで!、なんや知らんが今日は、良いことありそうな気がするわ、ひとまずステータスオープン」
ステータス見てると。
「なっ、なんやて!、まっ。まさか、寝てる間にユニークスキルのレベル上がってるわ、鉱石がインゴットになってるわ、精錬小屋も作り終わってるとか・・・、僕は天才や!」
何処かで、誰かが転けた気がしたが、気にしたら敗けや、何事も良いほうに捉えな損やからな!。
朝っぱらから元気100倍やで~。
アンコの某ヒーローみたいなもんやな~、
それ!、いてもうたれ!、関西人~やったか?。
今日もぎょうさんお金がキキンキ~、不思議な音色でキキンキ~、
ホルモン焼き、半熟目玉焼き、たこ焼~、
みんなが大好きお~好み~焼き~♪
某アンコ入りの丸い奴の替え歌歌いながら、朝ごはんしっかり食べて、小屋をし舞い込み。
村長の家に向かう。
「おはようございます~」
程なくして、初老のおばさんが出てきた。
「あら昨日はご馳走様ね」
ほんわかしたおばさんに挨拶してから、
「僕はぼちぼち出よう思うとります。この辺りで一番近い村か町はありますか?」
「そう、やっぱり若くてもしっかりしてるのね~、流石は商人ね」
おばさんから村から出て街道沿いを歩いてくと、
7日程で辺境の町に行けること、途中二つほど小さな村があること聞いた。
「おおきに~、また近く来たら寄らせて貰います~」
「はいよ、辺境でも盗賊とかいますので気を付けて行きなさいね」
「おおきに~!」
心配そうなおばさんに手を振りながら、村の外ひに向かう。
男「おお~!?、商人の兄ちゃん行くのか?」
「そや、僕は、商人やからな~、今度は町に向かいつつ、幾つか村に寄って行きます~」
そう言うと、男は嬉しそうに破笑する。
男「兄ちゃんだったら何処でも大歓迎されるだろ、また近く寄ったら来てくれよな!」
「はいよ、そのつもりやで!、それまであんじょう元気になおっちゃん」
男「おうよ!」
村人と笑顔で別れる。一期一会の精神は、関西人に深い所にある心ですねん。
今日も楽しんで行くで~。
それから12日掛けて二つの村に寄って、村の野菜、取れた肉なんかを仕入れては岩塩、珍しい岩魚と紅魚の燻製、干しブルームーンが飛ぶように売れたわ!
んで、鉈を肉厚にして、スコップのように加工したらスコップも作れるようになったんはちょっと嬉しかったで~。
まだ大きなスコップの類は無理そうやが、その内出きるやろ!。
まさに能天気が、スキップしながら、モーマンタイと叫ぶような物である。
《辺境の町ペール》
いや~長かったで~、ようやくや、町に到着やな!
流石に辺境の町やからか城壁があるし、入り口に衛兵が立ってるもんや、
衛兵「次、ずいぶんと身軽で若いな、何処から来た?」
キイチ「はい、多分違う大陸からやと思います~。僕の生まれた国は、海に囲まれた島国の中にある大阪言うんですが、知ってはりますか?」
衛兵達は戸惑いの顔で見合う。
衛兵「それで君は、その島国からどうやって来たのかね」
キイチ「はいな!、僕の国の国民の六割は、アイテムボックスを固有スキルとして貰えます。ゆうてもほとんどが商人になるんやが、くじ引きで国から出されるんですけど。その国にある転移の魔方陣はちょっと壊れてまして~、何処に飛ばされるかは、神様のお導きですよって、いや~未だに不明なんですわ!。アハハハハハ」
衛兵達が、キイチの話を聞いてくうちに。周りの人間の顔色が七色に変化していた。
キイチはあっけらかんと言うてるが、とてもじゃないが、笑い話ではなかった。
「マルタ村で聞いたんやが、どうも僕は、黄昏の森言う所に飛ばされてもうてな~、色々大変やったんよ~」
衛兵「そっ、そうか大変だったな・・・」
大変だったでは済まないのだが、
そこは底抜けに明るいキイチに当てられ、そうとしか言えなかった。
衛兵「辺境の町ペールには何をしに?」
キイチ「僕は商人やけど、そこそこ戦えるよって、商業ギルドと冒険者ギルドに登録しよう思うてます~、まだこの国のお金無いので物納でもええですか?」
衛兵「ああ~勿論だ。して何を持っているのかね?」
腰にあるロングソード以外何も持ってない手ぶらである。
キイチ「さっきも言うたけど僕の出身国の国民の六割は、アイテムボックスを持ってます~、黄昏の森で手に入れた魔石か、オーガの皮とかでどないですか?」
衛兵「流石にオーガの皮とかだと。貰い過ぎになるからな~。そうだな魔石の小さい奴を二つ出してくれ」
キイチ「ほなこれで」
衛兵「うむ、確かに仮の許可証を発行する。中に入りこれを事務所の受付に渡せは、出してくれるからな」
キイチ「ありがとうございます~、ほな、おおきに~」




