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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
僕と嫁さんは隣国ベラースで悠々自適な生活してます~
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隣の国の可笑しな男爵様




§§§×§§§




 ベラース王国



冒険者ギルド受付嬢


 あら、今日は狩りの日なのね。何時もの忙しい時間からわりと手すきになるころ。

 その風変わりな男爵様は、三匹のランドウルフを連れて現れる。


 でも今日は、三人のお付きを連れていたわ。


 あらあら三人にも冒険者として登録させてるし、しばらくこの国で活動してくれるのね。とても助かります!。


キイチ「おはようさんな~、美人さん」


何時もの挨拶、でも素敵な挨拶です。素直に美貌を褒められ嫌がる女は居ませんもの、それに気楽な口調ですからこちらも気楽に接しますわ。

 

「あらありがとうございます♪、おはようございます、この間は御馳走様でした」


 とても貴族様とは思えない腰の軽さと、ご近所さんみたいな気安さで、私達だけでなく。この男爵様は顔見知りに良く手土産をくれる。

 大概は自分で収穫した獲物のお肉とかあとたまに蜂蜜ですわね。

 あれは嬉しかったわ。だって甘味は高価で、そうそう手に入りませから、


キイチ「今日も沢山狩ってくる予定や、獲物がぎょうさんあったら、また何かお裾分けしたるで」


「あら、ウフフありがとうございますキイチさん、はい、確かに依頼受理致しました」


ついつい期待に胸が膨れます。チラリ見るとみんなもキラキラした顔をしてますもの。男爵様、お土産お願いしますね!。


キイチ「ほな、みんな行くで」


ルーデンス「キイチ殿はその、慣れていらっしゃるんですね」


キイチ「そらそうや、僕は金を稼ぐ方法の一つとして、人との繋がりや思ってます」


ルーデンス「人との・・・」


キイチ「お金稼ぐんに、綺麗事も、汚いも色々ありませんやろ?、でもな僕は自分が楽しんで、その余録で人が笑ってくれる事が出来るんやったら、それで構いまへんのや」


 ニッコリ笑うキイチの笑顔は、恵比寿様のような何とも心温まる笑みであった。


キイチ「だからルーデンスも、楽しんで狩りをしたらエエんや」


ルーデンス「・・・はっ、出来るか、分かりませぬが」


キイチ「かまへん、心の隅にでも思ったら人は変わる生き物や、おとんが言ってたんや、確かやで!」


 何だか難しい話をしてましたが、飲んでいた冒険者の何人かがハッとした顔をしていた。


 妙に男爵様の言葉が耳に残りました。






§§§×§§§




 いや~今日もぎょうさん狩れましたで!


 わん!、キャン!、わふ♪。


三匹も得意満面である。

 何時ものようにボルティクボアの巨体をアイテムボックスにしまい解体


『ボルティクボア』


 怒ると毛皮が帯電して、突撃してくる。全身は高価でマジックアイテムの素材となる。

 肉は肉質が柔らかく、上品な味わいである。


キイチ「今、焼いてやるから待ってな」


 わん、キャン、わふ♪


 三匹の口から早くもヨダレが・・・。


ルーデンス「あの~男爵様。やりましょうか?」


キイチ「ありがとうな、でもこれはこの子らのボスである。僕の仕事やから手を出さんでくれると有難いわ」


ルーデンス「はあ~?、ボスですか」


カイエン「・・・ルー、男爵様の言ってる事は正しい」


ディアン「それはどうしてだカイエン?」


カイエン「はあ~」

 

 面倒そうにしながらも、きちんと二人に説明してくれた。へえ~流石やな、頭エエ奴は、


カイエン「犬や狼の社会は人間の貴族社会にとてもにているんだ。ボスと言う強い王の下で、群れを作るのが狼の習性だとされている」


ディアン「それが、男爵様が自分で料理することになるのか?」


カイエン「そこからか、男爵様は言ったぞ、この子等のボスは自分だと、即ちこの三匹の群れを率いるのは男爵様だ。


 狼の群れはみんなで狩りをして、最初に餌を食べるのばボスで、与えるのもボスから与えるのさ、俺達も上から与えられていた仕事で金を貰い食べていた。


 似たような社会だと考えると、男爵様が、自分でやると言った理由も分かるだろ?、


 もしもディアンの嫁さんと子供と仲良く食事するから、お前も手伝えと言われて喜ぶか?」


ディアン「・・・・そんなことになったら俺は泣くぞ」


カイエン「この子等にとってもそうだ。ルーデンスよディアンから作ってもらうよりも、男爵様が与えてくれた方がご褒美になるのさ」


ルーブル「なるほど・・・、知りませんでした」


 ほ~うと感心したルーデンスに。


キイチ「ほな、ルーデンスは一つ特をしたな~」


 キイチが笑いながら、困惑したルーデンスにそう諭す顔をした。


ルーデンス「特をですか?」


キイチ「そうや、今のカイエンからただで知識を教えてもろうたんや、これが特をしたと思わなくて何やねん」


 ハッと眼を見開いたルーデンス。


キイチ「ええか~、こうしたちょっとした知識も、何処かで役に立つこともある。今の二人は僕に言われてようやくカイエンに感心したやろ、その気付きが大切やねん、頑張り」


「「「はい!」」」


 何故かカイエンまで、エエ返事やないか~。


 くう~ん、キャン、わふ!


 三匹にせっつかれ焼いたの一口食べてから、残りの内臓を生と焼いたの半々で与えた。


 ハグハグハグ、アンアン、わふわふわふ♪


 三匹は嬉しそうに食べていた。

 最後にお水をあげる。


キイチ「今日は、弓の練習も兼ねてるさかい。お前らはゆっくり休んどき」


ディアン「男爵様は弓も嗜まれるのですか?」


キイチ「違うで~、僕は趣味で木工とかやるんや、よく頼まれて魔法使い用の杖も作って小銭稼いどるしの、せやけど、弓やるんは気晴らしです~。ついでに獲物が取れたら、この子らに褒美あげれるやろうし、蜂の巣みつけたら、嫁さん大喜びの蜂蜜持って帰れるから、よく一人で探索すんねん」


ルーデンス「では我らも護衛を・・・」


キイチ「ふふふ、そう言えばみんなに言って無かったんやが、僕は森に入れば誰にも見付けれなくなんねん。だからその子らと休んどき、ほな、少し待ってて下らない」


ディアン「男爵・・・・様?」


カイエン「嘘だろ、消えた」


ルーデンス「今まで確かにそこに・・・」


 驚き戸惑う三人をよそに。三匹の狼達は、あくび混じりに伏せて身を寄せ会い寝始める。


 それを見た三人は困惑していた。





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