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墓参り

お盆に妻の墓参りに行けなかった。供養よりも休日の色合いが強くなった近年で、サービス業なら致し方ない。一泊二日できる休みを取れたのは9月になろうとしていた。新幹線と電車、ローカルバスを乗り継いで、妻の実家のある町へ向かう。じりじりと真夏日が肌を焼く中、花を片手に無力さを噛みしめ、山道を登った。妻の墓の前にポツリと誰かいる。墓前に近づいていくと、ふっと人影はかき消えた。妻だ、待っていてくれたと思った。

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