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首切り
大学から最寄りの駅までバスもないので、とぼとぼ歩くほかない。免許を持っていようとも、学生も教授もなぜか徒歩を選ぶ。帰りは下りで体感十五分くらいか。夕闇が迫る中、帰途についていた。道を横切る細長い影に足を止める。不思議と不快感に襲われて後退った。道の片側には大きな丸い影。もう一方には太長い影。合点がいってゾッとした。巨大な人影だ。道を横断するように長い首の影が落ちている。跨がなければ駅へは行けない。
大学から最寄りの駅までバスもないので、とぼとぼ歩くほかない。免許を持っていようとも、学生も教授もなぜか徒歩を選ぶ。帰りは下りで体感十五分くらいか。夕闇が迫る中、帰途についていた。道を横切る細長い影に足を止める。不思議と不快感に襲われて後退った。道の片側には大きな丸い影。もう一方には太長い影。合点がいってゾッとした。巨大な人影だ。道を横断するように長い首の影が落ちている。跨がなければ駅へは行けない。
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