65話 ミドリムシの2人は仲良し
「今、まーちゃんが死にかけてました」
「「さすがにそれは解かる」」
王と周りにいたエルフ達が声をそろえる。
「どうも僕とまーちゃんにはコアというものがあるようで、それを僕が抱き着いた瞬間に切られました」
「ふむ、探知能力に長けた魔緑にもわからなかったんだな・・・・」
「体は僕の実で治療することはできたんですけど・・・・コアまでは治す事ができなくて、そこで龍種の魔石をつかったんです」
「さっきのあれは龍種の魔石だったのか!? 道理で大きいはずだどこでそんなものを!?」
「僕の家族の兜が以前に竜種討伐の依頼を受けた時に依頼が間違っていたらしく龍種だったようで運よく討伐できて報酬に魔石を貰ったそうんだんです」
「大将あれはもともと荷物持ちの依頼でしたよ・・・・」
「荷物持ちの依頼で龍種を討伐するのか・・・・」
兜が言った事実を聞いて王は呆れる。
「ここまでの話は解かったが最後の超龍ミドリムシとはなんだ?」
「僕の・・・・いえ僕達の種族は超ミドリムシって言うんですけどさっき龍種の魔石を使ったせいかまーちゃんが超ミドリムシ龍になってたんです」
「そうか・・・・」
「あれ? 驚かないんですか?」
「もう、驚き疲れた」
そういって王はうなだれる。
「なぁ、俺の体ごとコアを切ったやつはどこに行った?」
緑と王のやり取りが終わったところで魔緑が緑に尋ねる。
「ごめんね、まーちゃんの事で慌ててたから逃がしちゃった」
「質問を変える。世界樹に寄生していた奴らは何をしていたと思う?」
「それは、世界樹様のエネルギーを吸ってたんじゃ?」
「吸ったエネルギーはどこに行ったんだ?」
その言葉を聞き緑は黙り込み考える。
「今日あいつらを倒すためにここまで来たんだが黙っていたことが1つある」
「以前に比べて数が少なかったんだ」
「「え?」」
魔緑の言葉に緑だけではなくエルフ達も驚く。
「初めに攻撃したときに結構数を減らしたし気のせいかと思っていたんだが・・・・俺を気づかせずに攻撃したヤツ。あいつが1匹じゃなかったとしたら?」
「確かに1匹とは限らないけどだとしたらどこに?」
「お前の家族のハチとアリのねぇちゃん達ならわかるんじゃねぇか?」
「ヒカリとクウならわかる? まさか!?」
「そうだ・・・・やつらの巣だ」
「そしてさらに悪い知らせだ。俺の使えていた闇魔法が無くなっている」
「それって闇魔法を奪われたってこと?」
「たぶん、そうだ。そして敵が闇魔法を使えるようになったと思われる」
「待て! 緑と魔緑よ。話をまとめると敵は世界樹様のエネルギーと魔緑の闇魔法を奪ったと言う事か」
王が2人の会話に割って入る。
「はい、そのようですね」
「誰がそうの様なことをするんだ・・・・」
緑と魔緑は黙り込む。
「もしかしたら3人目がいるかも」
「だな・・・・」
「3人目? 緑と魔緑の他に3人目がいるのか?」
「あくまで予想なんですけどね。本来なら僕とまーちゃんの2人の水野 緑が居る事もおかしかったんです。分裂して増えるならミドリムシならありる話だったんですけど・・・・」
「そうだな、俺達はこちらの世界に来た時から2人だった・・・・ いや3人だったのか」
「女神様から言われたんです。水野 緑は全ての魔法に適正があると。しかし、僕は水土聖」
「俺は火闇だったなと言っても闇は威力を上げるために使っていたようなもので使いこなせてはいなかったがな」
「なら3人目が闇の大部分を持っていたという事か」
「さらに言うなら性格も悪い部分を持っていったのかもな・・・・」
「確かに緑は超がつくお人よしだし魔緑もやり方はまずかったが世界樹様を救おうとしていたな」
話を聞いたピエールが呟き考え込む。
「なら3人目は闇魔法の適正と性格は負の部分がほとんどということだな」
ピエールのが顔あげ考えたことを話す。
「となると緑の様な無尽蔵なエネルギーを生み出し、闇魔法に適正がある性格が悪い緑が居るかもしれないと言う事だな」
「性格が悪いですめば良いんですが。3人目が世界の破滅とかを望むようなものでなければ」
皆が緑に言葉を聞き考え込む。
「まぁ、ここで考えても答えはでねぇ、とりあえず俺はゆっくり休みたいんだが」
「そうだな、世界樹様の不調も取り除かれた事だし城にもどるか」
魔緑の言葉に王がその場にいた者達に言う。
「じゃあ、今日はダンジョンでまーちゃんの歓迎会かな」
「おお、それは嬉しいな美味いもん食わせてくれ」
「僕の家族も紹介したいしね」
「それは俺もだぜ」
そう言ってその場にいた者達は城に戻るのであった。
緑達は城に戻ると城にいる間使うように言われた部屋に戻る。
「いやー疲れたよ」
「まったくだ、うまい飯を食って早くねたいぜ」
「じゃあ今晩のご飯は僕のダンジョンで食べると伝えてくるね」
「お前ダンジョンをもっているのかよ!?」
「へへーいいでしょう、とりあえずご飯の件つたえてくるね」
そういって緑は緑は部屋をでていくのであった。
「あいつは良いやつか?」
その言葉は部屋に残った蟲人達に投げかけられた。
「はい、私達の事を大切にしてくれています」
「緑さんは優しいです♪」
「緑さんは、私達家族全員を愛してくれています~」
「大将以上の人なんていないぜ!」
「みどりしゃますき~」
「お前たちが居れば安心だな、じゃあ俺は今の間に出ていくわ」
そういって魔緑は部屋から出ていこうとするが兜がそれをさせないと入り口にたつ。
「なんだ? いかせてくれないのか?」
「大将が悲しむからせめて今晩だけでも居てくれねぇか?」
「ああ、わかったよ。今晩だけはな・・・・」
そう言って魔緑は腰を下ろし緑が戻るのまつのであった。




