キジトラ☆141☆〜☆160☆
☆141☆2メートルを超える大きな人間?白人っぽい顔だけが出てる銀色全身タイツ姿の男だ。腰には3つの大きな穴が並んだベルトをしている。まるで昔の映画に出てきそうな宇宙人みたいだ。そして隣には間逆の1メートル位の小さなロボットだ。銀色で卵型をしている。顔は何処にも見当たらない。
☆142☆『クソッ!やっぱりシグナルとエッグか!』
バスホーファーが拳銃を向ける!僕も慌ててM9を奴らに向けた!
『無駄だキジトラ!奴らには9パラ(9㎜パラベラム弾)は効かない!俺の銃でさえ、効くかわからない!』
『だって!だって!変身できないし!どうすればいいんだよ!』
☆143☆2体はすぐ目の前で立ち止まった。シグナルと呼ばれる大男の冷たく鋭い目が僕を睨む。『落ちつけキジトラ。純情エネルギーを聞いてみろ!』
そうだった!純情エネルギーだ!
『純情エネルギーを教えてくれ!』
『Jawohl!キジトラ‥純情エネルギーは89%です‥変身は出来ません』
☆144☆『ダメだバス!純情エネルギーが足りないらしい!』
『だったら今すぐ純情エネルギーを溜めろ!』
バスホーファーの言いたい事は分かるが純情エネルギーの溜め方が分からない。ヒンメルからは彼を振り向かせるおしゃれメイク方は教えてもらったのだか、1番大事な事を聞いてなかった!
☆145☆そんな女子力アップ情報もらっても僕には関係ないし。このまま顔だけ丸出しの着ぐるみレイヤーで終わるのだろうか?だったら僕は、小説銀世界旅団のキジトラとゆう超マイナーキャラのレイヤーとして東京ドームシティのレイヤーズ★パラダイスに出るしかない!ヤバイ!何を考えてるんだ僕は!
☆146☆シグナルは混乱している僕を睨んだまま、マザーモスを片手で軽々と持ち上げた。
『シグナル離せ!エッグ!なぜ私を撃った!』
マザーモスは針の様な口をシグナルのこめかみに刺した!しかし逆にマザーモスの口がポッキリと折れた!
『ヴリル。マザーモス。エリア51。全部。終わり。』
☆147☆シグナルはかなり機械的な声で話した。
『そうか!アダム!あいつらは最初から私達、遺伝獣を火星に連れてゆく気は無いんだね!』
『パカッ!』
エッグと呼ばれる卵ロボの殻の上が少しだけ上にスライドして、目だけが出てきた。
『クァwセdrftgyフジコlp!』
何か言っている!
☆148☆エッグの不気味に光る両目は横に360°一周回っては止まったりしている。
『エッグ言ってる。私達は。命令に。従うまで。』
シグナルがエッグの言葉を訳した。
『離せ!どうせお前達ロボットだって、捨てられるよ!』
『遺伝獣臭い。醜い。殺せ。アダム様。言った。これは命令。』
☆149☆『アダムか!奴の酷さはこっちにも伝わってるぜ!』
バスホーファーがマザーモスに話しかけた。
『 酷い奴さ!私はずっとここでアダムの命令を守って遺伝獣を作ってきた!米軍のUFO実験をごまかすための宇宙人リトルグレイや、世界の要人を操るためにギフトを持った能力者達まで!』
☆150☆『薄々は感じていたが私はマンティスと一緒に心の奥ではアダムを信じていた!なのに!』
マザーモスが暴れて羽ばたくもシグナルは一切動じない。
『痛覚は無いくせに感情はあるんだな!』
バスホーファーが皮肉を言った。
『‥キジトラ。俺が時間を稼ぐから、今出来る事だけ考えろ‥』
☆151☆出来る事?何だろう。さっきのやつしか思い浮かばない。僕は緊張や恐怖で声が震えながらも歌った。うつむいて歌う僕の歌声を施設のリノリウムの床は反射して宙に上げた。バスホーファーが驚いた表情をした。
『キジトラどうした?‥まぁ、いいか。スーツの事はヒンメルしか知らないからな』
☆152☆『クァwセdrftgyルパンlp!』
『お前の。着る服。透視不可能。地球製違う。調べる。』
エッグの言葉をシグナルが訳した。
やばい!僕とバスホーファーは目を合わせた。エッグは両足をダラリと下げ、宙に浮いたまま僕に近づいてきた。
『‥キジトラ‥ミュージック設定完了です』
☆153☆『‥キジトラ変身時に流れる曲は‥ パフューム の Dream Fighter です‥ お楽しみに‥』
何だよ、お楽しみって!今すぐにでも変身しなければならない状況なのに!耳元で話すナビは焦る僕と違って冷静で淡々としていた。
『クァwセdrftgyジゲンlp!』
☆154☆『エッグ言ってる。お前の身体。服ごと縦に切断する。』
エッグは僕達の1メートル程手前で止まった。バスホーファーは大きな銃を両手で構えている。
『その前にゆで卵になる覚悟はあるか?』
『クァwセdrftgyゴエモンlp!』
『エッグ言ってる。既に透視済み。撃つだけ無駄。』
☆155☆『やっぱり見透かされてたか…。けれど無駄を承知でもアタックするのが男ってもんだ。お前を撃たせてくれないか?』
僕を変身させる為だろう。バスホーファーは話を伸ばす。
『クァwセdrftgyゼニガタノトッツァンlp!』
『エッグ言ってる。それは私への。口説き文句か?。』
☆156☆『驚いた!機械も冗談を言うんだなっ!』
バスホーファーが笑い出した。
『クァwセdrftgyソリャナイゼ〜lp!』
『エッグ言ってる。アダム様
。冗談好き。教えられた。』
バスホーファーの表情が突然険しくなった。
『奴がヒンメルを口説いたのも冗談のつもりだったのか?』
☆157☆えっ!奴、アダムがヒンメルを口説いただって?どうゆう事だ!彼女から送られたビジョンではアダムとの関係なんて教えてもらってない!
しかし、思い当たるビジョンはある!
でも、もし、それがヒンメルとアダムとの事だったら…。
僕は嫌な予感を押さえようと必死で落ち着こうとした。
☆158☆僕はヒンメルの事なら何でも知っている、いや、全てを知ってるつもりだった…。
彼女は一見、貴族の末裔として華々しく見えるが、ヴリル協会のプリンセスとゆう重圧に苦しんでいた。彼女はヴリルを自分の代で静かに終わらそうと考えていた。けれど恐ろしい陰謀を知り、戦う決意をした。
☆159☆表の顔は貴族の末裔だから当然に世界のVIPが集まるパーティーとか出る事もあるだろう。そこでアダムに会ってる可能性もある。
『ねぇ、バスホーファー。ヒンメルとアダムは…』
『キジトラ!彼女を信じられないか?』
バスホーファーは僕の心を先読みしたかの様に言葉をさえぎった。
☆160☆『ち、違うよ!そんなつもりじゃ!別に…。』
とは言ったものの、そんなつもりだった…。ヒンメルは過去にアダムと付き合ってて、そしてあんな事に。
『くぁwせdrftgyふじこちゅわ〜んlp!』
『エッグ言ってる。アダム様。連絡あり。ここに来る。お前達。殺すの中止。待機。』




