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「で、でも、ルニ・オーソナーに入る時……体は二つになれない。現実から消えるはずだ」
「そう。……私たちは、本来は一人だけ。それは、同じ存在を、世界が許してくれないから。……同じ存在は二つになれないから、みんな違ってないといけないようになってる。……けど、世界には矛盾も存在してる。……現実と使命が、噛み合わないように。二人で一つのように」
櫻は藤谷の言っていることを難しく感じた。
ただ、私たちは一人だけ、と言っていた。矛盾とも言っていた。
「僕も……藤谷もみんな、自分が二人になれないのに……違う場所にもう一人いるって?」
「うん……。けど、それが、できるのは……再現化、したから、できることだから、私たちは、この場合は、こっちと、あっちの、どちらかの、記憶を選ば、なくちゃいけない……」
「こっちとあっち……独似、三次元空間と、空間創造する前の現実? 記憶を? この場合?」
「うん。……願うだけで選ばれるから、簡単だよ。ここが、消える前に、お願い……」
「……消、え……、ホントに……ルニ・オーソナーみたいだなんて……」
「そう。自動退空間移動の過程で消えて、戻れるの。……現実を再現化するから、管理と維持を、する人がいて、今のこの独似三次元空間の管理維持の人は、蓮司なの」
「蓮司……が……っ、――そういえばだ。こんなっ、こんなっ、……なんか痛いとか思ったら痛みがすぐに消えたりしたけど、……天山を……っ、あいつぅッ――!!」
「……桜、の……〝桜の狂い咲き〟って、爆発だったの」
「さ、……桜の?」
「……生きてる、限り、……生きている内にしか、湧き出てこない、イグズィスティンクスが、出尽くすまで、永遠に、爆発し続ける、爆発なの」




