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そして四つん這いにでもなれそうなほどまで弱まった。だから、とりあえず少しだけ胴体を起こしてみたが、両手脚を動かすのを手伝ってくれたかのようだった。背中に回している藤谷の、合体状態のシールド付ライフルと右腕が少しだけズレて、藤谷の顔が至近距離になった。
「お……う? なに、を?」
「わ、分からないんだ。なんか、突然平気になって、だから少しでも藤谷の負」
突然、まさに氷にヒビが入っていく音がしたが早いか両手と両膝の下にヒビが入った感覚が入り込んできた。――瞬間、硬い床を押し破れたかのような感覚。
そして進んでいる。背中に受ける凄まじい勢いがさらに、急激に増していく。
視界の至る所で、拳の何倍も大きい破片たちが、スローで揺れ動きながら先に進んでいる。
コンクリートの破片のようなものもある。設置された巨大な何かの一部のようなものもある。金属の柱のようなものもある。
目の前にいるはずの藤谷が右手を伸ばしてくるが、遠ざかっている。
「櫻おおおおおおおおおおおう!!」――背中からの爆発に落とされている。
「うわああああああああああああああ!?」目を剥いて、恐い。
崩れている! 天山層建山脈が、全世界から期待されている人工山脈都市が、崩れている!
――そんなっ! そんなっ!! 水の入ったコップと山脈とビルを参考にして、縦に土地を広げて自然と真に協調するために一世紀以上も費やしている、世界初の環境対策なんだぞ!!
僕のせいなのか!? こんなことになってしまうなんてっ!!
天山層建山脈のさらに上に木々の空中庭園を造ることで、地球温暖化に、温室効果ガスに、ついにとどめを刺せるはずだったっ。他にも天山をいくつも建造してっ! そうして今度こそ、地球に懺悔していけるはずだったんだっ!
余計に悔しい。涙が止まらない。――今すぐ頭が壊れてしまいそうだ!!




