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自転車と男。  作者: 鳴子
1/2

自転車と男。【2】

連載にしなきゃいけなかったのか。

バラバラでさーせん。

男「ただいまーっと」


自「今日はえらく遅かったな」


男「ちょっと気合い入れて勉強してきた」


自「人間は大変だな」


男「代わってくれてもいいんだぞ」


自「嫌だね。毎日をしんどいしんどいと思いながら過ごすのは趣味じゃない」


男「ホントに面倒だよ…」


自「まぁ大学に入ればそんなことにもならないんだろう?」


男「それだけが救いだな」


自(大学入ってもしんどいかもしれないって思いもあるんだな。まぁ言わないでおくか)


男「あぁ、そういえばさ…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


自「…高校の時の自転車?」


男「あぁ。お前の先代。チェーンのとこのカバーフレームが付いてる以外は全部同じヤツなんだよ」


自「たしか引っ越してきた時に実家に置いたまま、だったか」


男「まだ乗れそうだったから、帰省したときに使えるよう親父に定期メンテナンスを頼んどいたんだけどな」


自「放置されたままだな。お前がこっちに来てからずっと」


男「ちょっと電話する」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


男「完全に忘れてやがった…」


自「無責任な親父だな」


男「きッつーーーく言っといたから大丈夫だろ」


自(パソコンの中に入ってるのを母さんに見られたくないだろ、か。親父…絵に描いたような駄目っぷりだな…)


男「お前が居てくれて助かったよ。ありがとな」


自「助けたのはお前で、助かったのは妹だ。こちらが礼を言わないとな」


男「お前兄妹いるのかよ!」


自「そこをツッコむのか」


男「他にあるか?」


自「たぶんお前は非現実を受け入れ過ぎててツッコミどころがおかしいのだろうな…」


男「普通だと思うぞ」


自(そんな普通がいてたまるか)

読んでくれてありがとう。

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