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第5話 色彩

「今日は卒業旅行のいろんなこと決めるぞー」




「最悪……」

私は机に突っ伏してわかりやすく嘘泣きをする

「まぁまぁ班は一緒になれたんだから、いいじゃん」

「そうだけどー」

「部屋一緒が良かった」


「そんな事言うのー?」

そこで班の一人の青色の目が特徴的な同じクラスの少女が話しかけてくる

「私じゃ嫌?」

「別に葵と一緒が嫌なんじゃなくてさー」

あ、でも葵やたらと触ってくるんだよな

「ちょっと嫌そうな顔してるじゃん」

「だって葵いっぱい触ってくるじゃん」

「それは百合がお人形みたいに可愛いのが悪いと思いまーす。ね、すみれ」

「まぁそれは同意だけど、葵、百合になんかしたら殴るからね」

「はーい」

この二人、仲が良いのか悪いのか、よく喧嘩してるんだよな


「すみれさんは私が――」

すみれの後ろに人影が現れ、脇の間から腕を通してすみれをくすぐる

「ひゃっ……//」

「いやー、やっぱすみれさんってスタイルいいっ……がっ」

すみれが思いっきり足で後ろに蹴り飛ばす

大丈夫かな

「柚葉、殺されたいの」

「いてて……流石にそれは。でもすみれさんに殺されるなら本望かな」

「頭でも打ったの?」

「いや、これは元々ですよ」

「はぁ……そっちのが重症よ」




「どこ行くー?」

「私はディズニー行きたい」

「長野よ。どこ行こうとしてるの」

「むー、すみれさんがボケに乗ってくれない。機嫌が悪しゅうございますね」

「誰のせいよ」

すみれって結構冷たいのに人気高いよね。やっぱ見た目が良いからかな?

「スキーがいいかな。長野ならスキー場いっぱいあるでしょ」

「まぁ順当にそうよね」

そこで、葵とすみれがこちらを見る

「百合?運動は大丈夫?」

「別に、大丈夫だよ?」

そんな心配されるほど運動できなくはないんだけどな。

「そうじゃなくて体調的に、よ」

あー、そういうこと

「んー、そこまで変化わかんないんだよね」

白化病は真っ白になるまで、ちょっとずつ体力もなくなっていく

もとの体力がなくて、そこまで感じていない

「てか、良いよ。最悪私休んでるから。そういうところってなんか食べれるエリアみたいのあるじゃん」

「まぁそうだけど……」

すみれが少しモジモジしてる。どうしたんだろう?

「百合ちゃんといちゃいちゃできないのが悲しいんでしょー? す・み・れ・さ・ん」

「そうだけど」

顔を赤くしてうずくまってしまった。やっぱすみれは可愛いな

「珍しい、私に煽られて反発しないすみれさん。やっぱ百合ちゃんラブですな」

「柚葉、うるさい」

「あらあら、かわいらしいこと」

なんか少しムカッとする。なんでだろう?

「柚葉、やめたげて。すみれが可哀想」

「あら、そうですね。百合の間に挟まるのは趣味じゃないですし、推しのカップリングを見てたいので。それじゃ」

「柚葉、さすがにキモいわよ。そこまで行くと」

「え!? 葵に言われるのは傷つくんだけど!?」


「うえーん、すみれさんー」

柚葉がすみれに抱きつき、嘘泣きしながらグリグリ頭を押し付ける

「はぁ……何やってんの柚葉」

それをすみれが優しく撫でる

なんだろう、少し胸がズキズキする




第5.1話 12月2日《日記》

今日は卒業旅行の班決めと行き先決めをしたのだが、全然決まらなかった

一応スキー場になりそう?


今日すみれが柚葉と葵と話してるのを見て、なんか変な気分になった

なんでだろう?


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