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高校生活初めての行事① 体育祭

 どうしても、自分の予想できない事が起こることはありますよね。こうしたかったのに、なぜ邪魔が入るのか。こんな時、どう立ち回ればいいか分かりませんよね。その通りにやるか、頑張って断るか。

 だが、断る勇気が無ければ。言われた通りにしかできなかったら。それはその人では無くなってしまいます。

 今回のエピソードはそんな事を考えさせる作品になっていると思います。

 いつでも起こり得る事を少しでも立ち止まった考える機会が作れれば嬉しいです。

  第四章 体育祭②


 なんとか午前中の授業が終わった。4時間目の体育で50メートルのタイムを測定したせいで全身がだるい。日々運動していないと、こんなにも体に負荷がかかるのを改めて思い知らされる。昼休みは仮眠をとって、午後の授業はのんびりやろう。そして放課後に楽しみの小説を読もう。午後の計画を立てながら昼食を食べ、仮眠の準備をする。

 そういえば、6時間目の学活は何をやるんだろう。特にやることがないような。そんな事を考えていたら、いつの間にか寝ていた。

 チャイムの鳴る音が聞こえ、慌てて起き上がる。やばい次の授業の準備をしてない。立ち上がりロッカーへ行く。なんとか、次の授業に間に合い一安心する。

 5時間目も終わり、のんびりできるであろう6時間目を迎えた。どうせ暇なら少し早いが小説を読むか。

 休み時間の間に小説を出し読み始める。チャイムが聞こえ、号令がかかったので一旦本を閉じる。号令が終わったら再び開ける。

 教卓にいた長谷川先生が


「今日の学活は体育祭の競技に出場する種目を決めてもらう。詳しいことは実行委員がやるから、朝野任した」


「はーい」


 テンションの高い返事が返ってくる。朝野優。クラスで一番明るい奴で、運動もできる。体育祭の実行委員にはぴったりな奴だ。


「まず、俺たちがやる競技を黒板に書くからどれやりたいか選んどいて」


 そう言って、黒板に競技名を書きはじめる。僕の通う学校の体育祭は特殊で、全員リレー、学年種目、男子競技、女子競技、男女混同競技、選抜リレーがある。どうやら今日の学活は男子だけ女子だけ男女混合の競技に誰が出場するかを決めるらしい。基本一人一つ参加しないといけない。人数が足りなければ一人二つ参加することになる。

 一番楽そうな綱引きにするか。男女混同なのには目を瞑ろう。自分のやりたい競技が決まったので、本に目を移す。

 周りから、


「あれやろ!」


「一緒になれるかな?」


 仲の良いグループが集まりはじめる。競技決めくらい静かにやれよ。内心イラつきながらも、言葉には出さない。出したら後悔することを、自分が一番知っている。


「皆決まったら前に名前書いて」


 朝野が言うと、決まった奴らが順に前へ出て、黒板に名前を書きはじめた。。僕も早めに書いておくか。前へ行きチョークを手に取る。幸いにも、綱引きは問題なくやれることが決定した。


「長谷川先生〜。早めに決まっちゃったので、選抜リレーも決めていいですか?」


「別に構わんが、どうやって決めるんだ?」


「今日50メートル走やったんで、それで決めます。記録は取れてるので、今から体育科の教員のところ行ってきます」


 そう言って、朝野が教室から出て行く。

 馬鹿なのだろうか。200メートル走らなければいけない選抜リレーを、50メートルの記録で決めるなんて、どう考えてもおかしい。のは内心呆れつつ、本気で走った50メートル走に後悔する。

 まあ、僕のクラスは運動部が多いから大丈夫なはずだ。気を落ち着けようと、本の続きを読む。


「戻りましたー」


 どうやら朝野が帰ってきたらしい。


「今から速い奴らから順に呼ぶんで、呼ばれた奴前に出てきて」


 クラスが騒つく。


「お前速いから呼ばれるんじゃね」


「君陸上部だよね!出られるといいね」


 そんな言葉が聞こえる。大丈夫だ。呼ばれる訳ない。ほっとしたその時だった。


「関谷。水無瀬。……」


 は?

 最後まで読んで頂きありがとうございます。 

 いつどこにでもありそうな雰囲気から始まったお話ですが、どこか思う事があったでしょうか。

 主人公羅雨に突如迫った選抜リレーへの出場するかしないかの選択。羅雨はどう立ち回るのか。

 今後も投稿して行くので楽しみにして下さい。

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