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あの日、僕は感情を捨てたはずなのに

 感情を捨て、誰にも迷惑をかけずに生きることを選んだ少年・羅雨。
 いつも通り、ただ言われた通りに動くだけの毎日。
 けれど、そんな変わりばえのない日常の中に、ある日――彼の心を少しだけ揺らす“出会い”が訪れる。
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