最終章
あれから6年が経った。
ローゲシア連邦は、メリカン共和国に歩み寄りを見せ、雪解けムードとなった。こうなったのも、宇宙人の存在が分かり、宇宙からの脅威が両首脳に響いたのが原因だった。
元々核戦争の脅威というのもあったが、それにもまして、グレイタイプとレプティリアンという2種類のエイリアンが自分たちの創造主である、という事が暴露され、一般市民には絶対に極秘裏にしとかなければならない、という観点から、お互い協力しよう、という構想が持ち上がったからである。
さて、ケンとサラのその後はどうなったかというと、2人はサブローの遺した遺言書により、サブローの遺産を相続することになった。2人はそのままサブローの邸宅に住み続け、翌年には結婚した。2年後には女の子の赤ちゃんが誕生した。2人はその子にイリア、と名前を付け可愛がった。
ケンは警察官の国家試験を受け、見事警察官となった。
ケンは警察官として常々に街の治安を守っていた。
サラはといえば、毎日子育て三昧であった。
「イリア、ダメよ、そんなに汚しちゃ」
イリアが昼ご飯を食べてた時、テーブルクロスにポタポタと食べ物をこぼしたのだ。
「イリア、手を洗ってきなさい」
「ハーイ」
イリアは洗面所に向かった。
その時、インターホンが鳴った。
サラがドアを開けると、そこに外国人の様な顔をした女性が立っていた。サラはその女性に見覚えがあった。
「ミリーさんじゃない!」
「お久しぶりね、サラさん」
「ママ、この人誰?」イリアがおどけた顔をして言った。
「ママのお友達よ」
サラはそう言うとイリアをベッドの方へ連れていった。
「今はいいお母さんになっているのね」
「毎日毎日が戦争よ」
サラはミリーにコーヒーを差し出した。
「ミリーさんは今何してるの?」
「今政治家の秘書をしているの」
「そう、立派よね」
「ところでカルトさんも先日結婚したらしいわ、大富豪の令嬢さんと、政略結婚みたいだけどね」
「知ってるわ、あの人もお金と地位と名声の亡者よ!」
サラは吐き捨てるように言った。
「ところでミリーさんて世界を破滅に追いやる程の能力を持っている、てクリルさんから聞いたことがあるんだけど…」
「ああ、あれね、一種の集団催眠よ、大多数の人達を引き寄せて集団自殺に追い込む事が出来るの!そ
んな恐ろしい能力、クリルさんに頼んで取り去ってもらったわ」
「あたしとケンもクリルさんに能力を取り去ってもらったのよ、今は一般市民として暮らしたいものね」
「ところでサラさんも幸せそうね!ケン君今は立派な警察官になって家族を支えているものね」
「あの人、昔はチャラチャラとしてた感じだったけど、結婚してからは人が変わった様になって仕事に打ち込むようになったわ!この前なんかは『サラとイリアは俺が絶対守る!』と意気込んでいたもんね!」と笑うサラの首元には真珠のネックレスが光り輝いていた。
どうも最後まで読んでくれてありがとうございます。
宇宙人隠蔽工作、スリーメイソンの陰謀、に合わせて、サブロー、ケン、サラの3人の絡み合いを描いてきました。
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