表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/15

第13章

 玄関のインターホンが鳴った。

 サラは洗い物をしてたが、直ぐに手を拭き、玄関のドアを開けた。

 すると黒いダークスーツを着た二人組の男性が現れた。その出で立ちは、ダークスーツの他に帽子も黒、ネクタイも黒、靴まで黒、という全身黒づくめの格好だった。目は鋭く光り、見つめらると落ち着きが無くなるような眼力だった。

 「すみません、サブローさんのお宅ですよね?」片方の男が抑揚のない声で尋ねた。

 「はい、そうですけど…」

 「あなたは娘さんですか?」

 「いえ、下宿をしている者です」

 「サブローさんに伝えといて下さい、持っている情報を公表するなと」

 男はアクセントがおかしかった。酒に酔った喋り方だった。

 「言いたい事はそれだけです。それでは!」

 と男たちは去っていった。

 サラは不振に思った。


 サブローが仕事から戻ると、サラは昼間訪れていた不審な二人組の事を話した。

 「サラ、それはブラックメンだ。彼らは宇宙人に関する情報の漏洩を防いでいる」

 「どうしてなんですか?」

 「ブラックメンの正体はレプティリアンだ。人間に化けてUFOや宇宙人に関する情報を民間人に口止めしてるんだ」

 「まあ、怖い」

 「これからは誰が訪ねてきても気軽に出てはならない!」とサブローは警告した。

 「わかりました…」サラは怯えた口調で言った。


 サブローは夕食の支度をした。サラが食事をテーブルに並べてた。

 すると周りの電気が消え真っ暗になった。テーブルの上に全身黒づくめの3人の男性が現れた。

 「UFOの情報を誰にも言うな~!宇宙人の情報を口外するな~‼」

 「何なんだ君たちは!」サブローが怒鳴った。

 「お前たちここから去らねえと俺が許さないゼッ!」ケンが叫んだ。

 サラは恐れおののいていた。

 「女、こっちへ来い」1人の男が蛇の様な眼をして言った。

 するとサラは催眠にかかったように、フラフラ~と男達に近づいていった。

 「サラッ、行くな!」とケンが叫んだが、時遅く、サラは真ん中の男に抱き抱えられてそのまま消えてしまった。

 「サラが攫われたぁ」ケンが半狂乱になって泣き叫んだ。

 「ケンッ、落ち着け!」

 サブローがケンを揺さぶった。

 「いいか、サラが持ってたスマホはGPS機能が付いている。場所なら特定出来る」

 サブローは手早くスマホを操作した。

 「場所はここからさほど遠くない、フーディー家の邸宅だ。ケン、瞬間移動は出来るな!」

 「おう、任せとけ」

 サブローはケンの体に摑まった。

 やがて情景が変わり、庭のような所へ出た。

 「ありゃ?邸宅の中に移動するつもりだったんだけど…」

 「結界が張られている。どうやらこの屋敷の中じゃ我々の能力は使えないみたいだ」


 サブローとケンは裏口に周り、裏口から屋敷の中へ侵入した。

 屋敷の中は真っ暗だった。2人は階段を上がり、居室と思しき所へ向かった。しかしその部屋の前では仮面を付けた大男が立ち塞がっていた。

 「ここから先は通さん」大男は言った。

 サブローはジャケットを脱いだ。

 「オッサン、大丈夫かよ?」

 「なに、私に任せておけ!」とニヤリと笑った。

 大男はサブローに殴りかかった。サブローはそれをスルリとかわし、大男の背後に回った。サブローは自分の何倍も体重のある大男を軽々と投げ飛ばした。

 大男は片肘を付き立ち上がった。大男は体勢を整えた。サブローは大男の顔面と腹に鋭いパンチを食らわせた。大男はよろめきながらも、サブローの顔面に蹴りを食らわせた。しかしサブローはちゃんとガードしてあった。今度はサブローが激しいキックを大男の腹にお見舞いした。大男は泡を吹きへなへなと横たわってしまった。

 「オッサンスゲェ~‼」

 「私はありとあらゆる格闘技に精通している。こんなのは序の口だ」

 サブローはジャケットを煽るとドアを開けようとした。しかし鍵がかかって開かなかった。

 気が付くとドアの横に数字盤があった。

 「そうか、パスコードを打ち込まないと中に入れないんだな」

 「私に任せろ、フーディー家のパスコードはちゃんと把握してある」

 サブローはカチャカチャとパスコードを打ち込んでいった。

 カチャリ、と鍵が開く音がした。2人はおそるおそるドアを開いた。

 すると中にはカルトが長椅子に座り、その隣にはサラが座っていた。カルトはサラの肩に手を掛けていた。

 「何なんだね君達は」とカルトが言った。

 「やい、カルト、サラを返せ!」とケンが怒鳴った。

 「ハハハ、私とサラは結ばれたのだ。サラ、君からも何か言ってやりなさい」

 サラは虚ろな目をして言った。

 「私はカルト様を愛しております。あなた様方はどうぞお帰りください!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ