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第3話

 墓地の下見からの帰りの道中三人でさっき起きた現象について相談しあった、ツヴァイにはエルフらしく耳が笹の葉のようなになり(それと自分にしか確認出来ていないが様々な色の浮遊する光球が回っていた)、チンクには巨人らしく刺青が現れる(しかも自分には刺青が発光していた)で自分は額から角が生え眼と胸が何か変化が現れたと思える。

 そして共通点は、1つ目が今まで現れていなかった種族としての特徴という点と2つ目が変化が現れる前に感じた墓地での悪寒という点だった。


 三人であれこれと考えてみたが分からずじまいのままアインス達が夕食を作って待っている共同住居に着いてしまった。

 ツ・チ・ゼ「「「ただいまー」」」

 ア・ド・ク「「「お帰りー」」」

 ツヴァイ「下見にの筈なのに変に疲れました」

 チンク「そうだぜあのオッサン変な依頼寄越しやがって強烈な悪寒と憎悪を感じたし三人共に変な肉体変化が起きるし踏んだり蹴ったりだ」

 ゼクス「確かにそうだね、あとでクワットロに姿見鏡借りよっか自分含めて三人共に肉体に何かしら変化あったから」

 すると自分達の声を聞いてドライが共同のダイニングから出てきて自分達の変化を見て驚く。


 ドライ「おいおいどうしたんだ、ただの下見だったんだろう?どうなったらそんな身体変化が起こるんだ?」

 そのドライの驚いた声に釣られてアインスとクワットロもダイニングから出てくる。

 クワットロ「あらあらドライどうしたんでありますかー?あらあら三人どうでありますかー、でもまぁその感じですと何らかの要因で三人とも亜人種側の種族特徴が現れたって感じですかね」

 そんな考察ししながらクワットロは頬に左手を当て首を傾げさっきまで使っていたお玉を右手に持ち右腕で豊満なバストを支えていた。

 アインス「ツヴァイ、ゼクス墓地で何があったか教えてくれるか」


 するとツヴァイが墓地に近付き悪寒を感じた所から三人の身体変化の事、そして家に帰って来るまでの経緯をアインス・クワットロ・ドライに説明しそこに自分が見た今もツヴァイの周辺を飛んでいる光球の事、チンクに現れた刺青が発光していた事を付け加えた。

 それに反応したのはクワットロと若干アインスだった、そして二人とも誤魔化すようにダイニングに戻って行くそれに対してドライは頭に?マークを浮かべ二人に着いていった。


 それに対してツヴァイとチンクそして自分は顔を見合せドライ同様?マークを浮かべ三人に釣られダイニングに入った。

 夕食始まり数分は皆何と無く無言が続きようやく口を開いたのはクワットロだった。

 クワットロ「皆様方少し暗くありません~?」

 と本人も少し苦笑い気味に口を開けそのまま続く

 クワットロ「と少しの冗談はさておい、ゼクスそれからツヴァイとチンクさっきは誤魔化すよくにこの部屋に戻ってしまいすみません」

 〃「余り三人に起きた身体変化もといい覚醒現象だと思われる話はいくら扉が閉まっているとは言え玄関で話す内容ではなかったと思いましたので」

 〃「おほん!!先ずはツヴァイの周りを飛び回っているとみられる光球の件ですが恐らくは精霊だと思われますわ。森人(エルフ)族特有の魔法術式体系【精霊魔法術】の力の根源ですわ」

 〃「次にチンクに現れた光る刺青(タトゥー)それはチンクの巨人としての力の根源、力の源流を示す物だと思われますわ?現れた刺青(タトゥー)の形や模様・文字を解読しないといけませんが、因みにゼクス?チンクの刺青(タトゥー)の発光色は何色でしたか?」

 ゼクス「色かー確りと見ていた訳では無かったけど、たしか~左頬は赤色で左手が青っポイ白色だったかな」

 クワットロ「左頬が赤で左手がスノーホワイトでしたんですか?」

 クワットロは少し考えてチンクに耳打ちをしてチンクの顔は百面相の様にはコロコロと変わり今食べている物をがーと口に掻き込みダイニングから出て二階の自室にかけて行った。


 何だか皆そのまま夕食を続ける雰囲気では無くなりチンク同様口に掻き込みシンクに食器を置いて自分達それぞれの個室に移動していった、そして今日は食器洗い当番だった自分とドライは、キッチンに残り黙々と食器や使用した調理器具等を洗い片付けて少し会話をしたのちにそれぞれ三階自室に帰えり寝た。

 寝る寸前にそう言えばクワットロに鏡を借りる事を忘れていた事に気が付いたが帰宅してからの流れではとても言いづらかった気がしたので明日の自分に任せる事にしてそのまま寝落ちた。

――――――

 その日不思議な夢を見た。

??「グルルルル」とても巨大でそして強大な気配の影と。

??「・・・漸く・・・た・」上記よりサイズは小さいが同等の気配と強大な魔力を感じる影が見える。

――――――

 次の日太陽が上り始める位に不思議と目が覚めた。

上体を起こしグッと伸びをすると額に頬それに前腕に妙な違和感がする。昨日と同じように額を触るとそこには昨日よりも長くなった角がそこには合った、その途中右前腕を視認すると竜鱗?それとも竜殻?と言うべきか人類種の皮膚とは違っていた。

 何と無く左前腕を確認すると一安心した何処からどうみても今までと同じ左腕だった、何と無くほっとして取り敢えず顔を洗う為に1階の洗面所に向かう為に廊下に出て眠り眼で1階まで階段を降り壁伝いに洗面所に向かい顔を洗うすると水が少し赤染まった気がした。

 伸びた角に気をつけながら顔を拭きそう言えばここにも鏡が合った事を想いだし確認してみると3本中1本は額の上側に水晶のように半透明の兜虫種のような魔族の角が生え残り2本は竜人族特有の角がこめかみの上辺りから斜め上後方に向けて生えていた。

 次いでに眼がどうなっているか確認してみると左目の白目が真っ黒になり右目の瞳孔が竜眼特有の縦に割れていた、1/4(4分の1)づつ両親から受け継いだ自分だけの個性が突然の覚醒、原因は恐らくは昨日の悪寒だろもしかしたらあれは強力な魔力だったのだろうか?


 1人で悩んでも堂々巡りになりそうなので誰か起きていないかと思いダイニングに向かった。

 顔を洗いさっきまであった眠気もさっぱりし昨日からの疑問も先ほど鏡を見たお陰で少しスッキリして気分が爽快してダイニングに入るとアインスとツヴァイそれとクワットロの早起き組がモーニングドリンクをしていた。

ゼクス「おはよう三人共」

アインス「ゼクスおはよう今日は少し起きるの早いな」

ツヴァイ「おはようゼクス」

クワットロ「ゼクス、おはようございますね所で額の角昨日よりも伸びていません?」

ツヴァイ「角?生えていましたか?むしろゼクスその両目はどうしたんですか?」

アインス「角は短くではあったけど昨日から生えていたぞ?それとゼクス右腕どうしたんだ」

ゼクス「あ~よくわからないんだ変な夢?を見て朝起きたらこんなに変わっていたから、恐らくは昨日の墓地での一件が原因だとは思うんだけど」


 そのあと残り二人が起きて来るまで4人で朝食の用意をしながら墓地の悪寒についてや下見組の身体(しんたい)に起きた種族覚醒だと思われる現象の要因について等々議論を重ねていった。

 それは朝食後30分のドリンクブレイク終了まで続き結論は墓地の悪寒は中位以上の不死者の負の魔力への拒否反応、その拒否反応が血に眠っていた魔力関連の種族因子に干渉し覚醒したのでは無いかと素人なりに考察された。


 その後夜までの時間潰しの昨日ゴブリンから拾った雑に加工された木槍を使いやすいように樹皮を小刀で削り剥ぎ取り表面をサンドペーパーで丁寧に削り最後に自分で木材加工が出来るように幾つか道具を購入した時に一緒の購入しら専用の胡桃油を全体に均一の塗り自室の武器ラックに置いて乾燥させる。

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