第10話
時間少し飛んで食後...
クワットロの監視の元作られたチンクの料理は巨人特有の大雑把さが少し軽減されてはいたがそれでも常人には少しカットサイズが大きめなのは少し辛かったが何とか食べきりお腹と口を抑えながら自室に上がる。
食後直ぐなので横になるわけにはいかないので座りながら出来る作業を考えたすえ、1度空間収納庫内の整理をする事に今日含め探索者になってからちょこちょこと買い足していたものにここ数日での戦利品等少ないながらもこれまで乱雑に入れてきたのでこれを機にメモを取りながら整理していく、次いでに今日の戦利品の中の騎兵刀角兎の刀状角と柄に使う木材等を別途分けて机に置いて仕分けを続ける。
一通りの整理が終わり時間を確認するもまだ寝るには早いが明日の定期巡回走竜車の時間が早めなのでさっさと眠る。
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又夢を見た、これは恐らく竜系統種族の技能と魔族系統種族技能なのだろう、しかしどちらも腕に関連する技能だ。
竜系統種族由来の技能は、【竜腕召来】様々な種類の竜の爪や竜の腕を召喚又は腕を変化する技能。
魔族系統種族由来の技能は、【魔人の腕】自分の内なる魔人の腕を魔力で具現化させる技能だった。
どちらも戦術の幅は広がるだろうがどちらかと言うと皆に言えない隠し事が増えたと言う気持ちが勝った。
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目が醒めるも見た夢のせいで妙に疲れて寝た気がしなかったがスライムゼリー集めのクエスと指定エリア〈属性鉱石の坑道〉への走竜車の出発時間が近付いているのでささっと準備をして家を出て少し急ぎ気味に北門の乗り合い走竜車停留所を目指す。
自分が停留所に着いた時には既に数人の先輩探索者が談話をしていたがどの探索者も何か魔力を帯びた武器を何かしら携えていた、そして先輩探索者達の会話を聞く限り大体の先輩探索者者は可能な限りな深い階級に潜るようだ。
そうこうしているうちに時間になり走竜車が停留所に来たので御者に料金を支払い乗り合い走竜車に入る、そして走竜車は客を定刻ギリギリまで乗せてから出発し多少揺れる馬車道尻を痛めつた揺られること1時間最初の経由地の迷宮に到着した、そして自分が降りる迷宮でもある。
〈属性鉱石の坑道〉へは降車位置から少し登った所に入り口があるようだが麓で入山入鉱の手続きがあるようで先輩探索者に倣い自分も手続きを済ませ〈属性鉱石の坑道〉に入るために山を登る。
【魔装Ⅱ】⇒[脚甲Ⅱ]レガース⇒特性[魔獣3.00][鹿]⇒鹿の脚甲
山道なので〈山岳地形適性〉が有れば嬉しいな程度の考えで鹿の脚甲を足に纏ってみると移動に幾分か楽になる感覚が生まれ平坦な道の移動時と変わらない気分だ。
山道を登り初めて5分程で今日の目的地〈属性鉱石の坑道〉入り口に到達5回程深呼吸をしてから空間収納庫からランタンを取り出して生活魔法術で火を灯し入坑、先行して先輩探索者が進んでいるせいか?モンスターと全く会わず150m途中分かれ道も無くここまで進んできたがようやく分岐点に到着。
ゼクス『確か前の一団はここの十字路を左に曲がって進むって言っていような?そっちが別階層につながっているのだろうか?』
事前情報を仕入れずこのダンジョンへ来たので右か正面かどちらに進むべき悩んでいると右の通路の奥からベチョンベチョンと微かに聴こえ逆に正面から何か重いものを引きずるような音が聴こえるので右に曲がる。
通路奥から聴こえる音が徐々に大きくなってきたので念のため背中の槍を手に持ち槍刃を付与する。
【魔刃Ⅰ】⇒[槍刃Ⅰ]〔二又槍〕
魔力的にも熟練度的にも三又槍には少し足りない感じだったのね二又槍に留めてみたがそれでもある程度は刺突力と攻撃幅は取れていそうだ。
スライムがいつ出ても良いように二又槍を構えて進んでいると急に湿っぽい衝撃音は消え代わりにごぽごぽとした音が徐々に壁から天井の移動していく。
そして案の定ライムグリーン色の液体が天井から零れて出てき引っ付いている、赤いスライムの核がジロリとこちらを見ている気がする。
ゼクス『これがノーマルなスライムなのだろうか?先に属性持ちと対峙したからよく分からないが倒してみたら分かるよね?』
心の中での自己分析が終えて二又槍の槍刃がスライムの核に当たるように打ち下ろしの一撃を振りかぶるもスライムは自在に自身の核移動させて核自体への攻撃は失敗に終わるが液状の体自体に攻撃が命中しているためか核が条件反射なのか一瞬刺々しく変形したのを確認が出来た。
どうやら孤児院時代に学んだスライムの特徴通り魔力由来のダメージは通るようでその痛みで天井から墜ちた、スライムも想定外の落下でコアが飛び出てる状態に近くその隙を逃さず二又槍で貫いた。
コアを貫いた事でスライムの死亡判定になったのかスライムの体は灰へ変化し質量的に目減りしたがスライムの体液も瓶詰めで落とした。
確定の魔石とスライムの体液を<空間収納庫>に仕舞い次なる標的を求めて迷宮の奥に進む、そして奥に行けば行くほど少しずつだがスライムの色が濃くなり属性値が少しずつだが上がっている感じがしていく。
それとも体感でだが坑道という環境もあってか茶色い大地属性スライムと紫色の暗影属性のスライムが出やすく他の属性は坑道の壁に埋まっている精霊石の属性次第で区画分けされている感じがしてならない。
埋まっている精霊石の漏れ出る発光色とその場で遭遇するスライムの色が類似していたり例えその場では色が違くて隣接している別属性の精霊石の属性と酷似していることが多々あった。
まぁお陰である程度の質と量のスライムの体液の回収と属性属性因子の収得が出来たのと種族技能の【竜腕召来】と【魔人の腕】の試しも出来てホクホクな気分で歩いていると道の突き当たりになる。
ゼクス『これで16回目の突き当たりかそろそろダンジョンから出るべきか?』
一応現在の成果としては
ノーマルスライムの体液が8個。
赤色のスライムの体液が7個1.40属性因子。
青色のスライムの体液が9個1.80属性因子。
緑色のスライムの体液が6個1.20属性因子。
茶色のスライムの体液が15個3.00属性因子。
黄色のスライムの体液が5個1.00属性因子。
紫色のスライムの体液が14個2.10属性因子。
白色のスライムの体液が6個1.80属性因子。
ステータスのギフト欄の更新点は殆んど属性のみ数値が増加又は追加され。
属性[炎熱1.67][水氷2.05][疾風1.45][大地3.25][轟雷1.25][聖光1.80][闇影3.35]
こうも数値的バラけると少し気持ちが悪いけど環境が環境なので気持ちを切り替えそろそろ時間切れになりそうな生活魔法術の【光源】の更新をしようと唱えると魔力消費効率が変化を受けて前よりも光量が格段に上がり消費魔力が少し少なくなった気がした。
帰りは再出現したスライムを必要最小限倒しつつ出口を目指していると前方からドっドっドっとリズムよく重厚な音が進行方向から聞こえてくる。
なんなんだと音のする方に槍を身構え光属性生活魔法術の【光源】を向けると通路の奥から自分の体高変わらない大きさのゴーレムが小走りでやってくるではないか!




