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幼馴染との関係の変遷  作者: にやり
9/14

9 美里side 1


私は戸倉美里、高校1年生。テニス部に所属していてそこそこ活躍は出来ていると思う。


成績も毎日2~3時間は勉強しているのでトップをキープ出来ている。


そんな私には幼稚園からの幼馴染がいる。谷口和也。


小さい頃の私は引っ込み思案でいつも和也の後を追っかけているような子だった。


和也は明るく活発で勉強は大嫌いだったけど、好きなものに対しての情熱は凄かった。


運動神経は並みだったのに誰よりも練習をこなしていたので、学年で一番サッカーが上手だった。



そんな和也に憧れて、そして、恋をした。



小学校高学年になると私は自分が勉強が出来ることに気づいた。それから少しずつ自信をつけ友達に明るく接することが出来るようになった。


中学校に入ると何人かに告白されることもあった。でも私は和也が好きだったから全て断った。


和也は中学校でもサッカーを続けていて、ウチの学校は強くはなかったけどエースとして活躍していた。


遅くまで練習を続ける和也はとてもカッコよかった。



なのに高校に入ってから和也は変わってしまった。


大好きだったはずのサッカー部には入らず成績も酷いものだ。


どうして努力することをやめてしまったのだろう?頑張ってる和也はとてもカッコ良かったのに。


サッカーをしないのなら勉強を頑張らないといけないんじゃないの?


すごくイライラして変わって欲しくて随分酷いことを言ってしまった。



「なんで努力しないの?幼馴染として恥ずかしいよ。」


「本当ダメ男だよねぇ。」


「中学の頃はまだマシだったけど、付き合い悪いし、暗いし、成績悪いしいいトコないよ。」



だからバチが当たったんだ。



私は仲のいい友達だと思っていた3人に裏切られた。



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― 新着の感想 ―
[一言] 機会の平等は有っても、結果の平等は無い。 努力して全員報われる何て事も無い。 彼がどちらかと言えば、勉強向いてはいない事、又、運動神経も並な事、努力してサッカー頑張ってた事。 ここまで分かっ…
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