三輪山は見えるか?
奈良盆地に大和三山と呼ばれる畝傍山、耳成山、香具山がある
万葉集に中大兄皇子が詠んだ大和三山の妻争いという和歌があるほど美しい三角形を形成している
平らな盆地にこの三山がポコンとあることがとても神秘的であり、位置関係から宇宙人の仕業ではないか?と思うぐらい不思議な風景が見られる
しかし、奈良盆地の数ある山々の中でも古代大和の時代より最も特別扱いされ禁足地として伝えられてきた東側にある三輪山は別格である
ピラミッド説、それこそ宇宙人が造った山などと呼ばれている円錐型の山である
この山をご神体として大和一の宮の大神神社がある
正月の初詣の参拝客もとにかく多く、奈良では春日大社、橿原神宮、そしてこの大神神社が上位三社らしい
三輪山の辺りは古代遺跡も多く神話に溢れている
それほど高くはないがこの三輪山は凛として存在する
神々しさも感じられる
大神神社の参道にはかなり遠くからも見える巨大な鳥居が立っている
最寄りのJR万葉まほろば線(桜井線)三輪駅周辺は昔からの町並みが懐かしさを醸し出している
奈良盆地の南側には目立った高い建物があまりない、なので天気がよく空気が澄んでさえいれば遠くからでも三輪山はよく見える
ただ、田畑が多く米の収穫後はあちらこちらの農家が野焼きをされるので、空気が霞むことが多い
さて、本題の三輪山を見ようとしている場所は隣の大阪府のある場所からの話である
その場所とは奈良から流れ込んでくる大和川にかかったある橋の上からで
その橋は八尾市と藤井寺市の間にかかっている大正橋のことである
大和川にかかる多くの橋から何故わざわざこの橋が選ばれたのかというと
たまたま、冬の天気の良い空気が透き通った夕方にこの橋を車で通りかかった時に、橋の上での信号待ちの間にふと奈良側を見たら、奈良と大阪の県境にある信貴山と二上山の間の遥か彼方に円錐形の山が見えたように思えた
ちょうど夕方だったので太陽が大阪から奈良方面を照らしていたのも好条件だった
後日調べると、どうもその見えた山は形や位置関係から三輪山ではないか?と思えてきた
その後大阪や奈良の友人を巻き込んで真実を確かめ始めた
ある奈良の友人は「そんなの見えるわけはない」と言い切った
違う奈良の友人は「見えてもおかしくない」と言った
また違う奈良の友人は「これとは違うが三輪山よりさらに奥の吉野山の峠から大阪湾が見えるらしい」とも言った
実際に確認に数人が行ってもくれたが、よほどの好条件でないと見えないようだった
最初に見た本人はその後もう一回見えたらしいが、それ以降は曇っていて見えていない
未だに謎のままなのだが、確かに奈良盆地の東側の山が見えるのは事実だけれど、位置関係からそれが三輪山なのかどうか識別できるほど空気が澄んでいる日が少ない
それを確認しようと奈良盆地の西側にある王寺町の明神山の展望台に登っても霞んでいる日が多く遮るものがないのにくっきりと見たことがない
ここからの考察
「三輪山はやはり伝説通り神秘に覆われていて、簡単に姿を現さないように何者かの大いなる力が働いている」
とするのは無理があるだろうか?
誰かが真実を見つけてくれることを切に願う




