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0005 日本語は論理的でなく……

↓2011.03.20

   日本語は論理的でなく……


 日本語は論理的でなく、あいまいだと言う人がいる。

 しかし、言語を論理的に使えるかどうかは、言葉を使う人間が論理的に考えられるかどうかに多くかかっていると思う。日本語は英語に劣らず表現が豊富で、論理的に使うことは十分可能だと考える。ただ、論理的に考えられない日本人が多く、おかしな表現をする人が多いというだけだと思う。

 また、日本語があいまいかどうかという点に関しては、どんな言語もある程度あいまいな部分を持っているのが当然であると考える。それは、言葉は現実を抽象化しており、それによって短く表現することを可能にしているからだ。逆に、どんなに言葉を重ねても現実をそのまま映すことは不可能で、どうしても不足する部分が残る。そういう意味では、どんな言語も完璧ではありえない。

 日本語にあいまいな表現も多いということ自体は事実だと思う。しかしそれは日本語の表現の幅の広さであり、表現の豊かさをもたらしていると考える。

(むしろ、文法的な乱れの多い英語を、論理的な言語だと主張するのはどうか(している)と思う。)




↓2011.05.04

   因果律について


 かなり前の話だが、友人から、因果律が成り立っているかどうかは誰にも証明できないという話を聞いて、それはそうだなと思った。

 しかし、因果律が成り立っているにしろ成り立っていないにしろ、特定の範囲の中では因果律が成り立っていると見なしていいというふうに考えた。つまり、特定の条件下では、りんごはいつも地面に落ちると言っても、99%は正しいと見なしていいということだ。(逆に、どんな条件下でも成り立っていると断言するのは、正しくないとも考えた。)

 さらに言えば、因果律が成り立っているか成り立っていないかは、それほど重要ではないとも考えた。Bが起きる場合はいつも先立ってAが起きると経験上分かったとしても、その経験は必ず限定的なものなのだから、Bが起きたからAも起っていたはずとは断言できない。結果だけを見て、その原因を断言できないのなら、因果律は成り立っていないのも同然である。(限定された条件下では、Aが原因でBが起きたと見なしても困らない、というだけのことである。)

 自然現象として成り立っていると思ったとしても、もしかしたらこの世はコンピュータ・シミュレーションの世界であって、設定として成り立っているのかもしれない。つまり、全知の存在でもないかぎり、どのような因果律でそれが成り立っているかを断言することは不可能なのである。人間が全知でないことは明らかであるから、完全な解釈は100%不可能であると断言できる。全ての理論は仮説でしかないのである。




↓2011.05.29

   心得ておくべきこと(メモ)


 1 強大な力を持っていれば、犯罪を裁かれることはない。そのような相手に、法的な手段で対抗するのは不可能。

 2 真実を明らかにすることは、何かを実現するための一歩ですらない。

 3 マスコミは情報を操作するための機構。分かっていたとしても、多くのことを報道しない。本当のことを知ろうとさえしていない。




↓2011.05.30

   音楽は嘘をつくからこそ……


 音楽は嘘をつくからこそ、大勢の人間に支持されうる。

(ないしは、「個人個人が勝手に自分の考えに合わせて受け取るからこそ」。)




↓2011.06.02

   理解できなかったこと


 20世紀の最後の年である2000年の元旦に、21世紀の始まりを祝っていたこと。




↓2011.06.10

   偽っている人


 高校生の時に、意識して自分を偽っている人より、無意識のうちに自分を偽っている人の方が見抜きやすいと気づいた。

 無意識のうちに自分を偽っている人は、識閾下ではそのことに気づいているので、知らず知らずのうちに態度に出る。しかし、意識して偽っている人は、ばれないように注意しているので態度に出にくい。

 ということであろうと考えた。




↓2011.06.17

   この世界は誰かが作った養育のための施設……


 この世は誰かが作った養育のための施設、保育園ないしは幼稚園だと思っているので、この世が理想の世界に完成されるなどということは、ありえないと思っている。良くなることもあるが、それは一時的なものであって、必ず悪くもなる。この世の中で生きている者はみんな未熟だからだ。

 この世の外に真の世界が存在していると想定している。そして、その世界はこの世ほど保護された世界ではなく、いっそう厳しい世界だと思っている。この世で成熟を迎えた者は、輪廻転生から離脱し、外の世界に出て行くのだろう、と思っている。




↓2011.06.18

   神秘的なものの中に答えがあると……


 神秘的なものの中に答えがあると思いがちだが、それは答えの内の一つにすぎないと思う。そして、それはその人が必要としている答えではないかもしれない。答えを求めるために、人は時に海をさえ渡る。けれども、庭の朝露に濡れる朝顔の中にそれはあるかもしれない。様々なものの中にちりばめられて、答えは眠っているように思う。



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