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こちら有限会社異世界ハンター社  作者: ロンヤス
第1章 オープニング
1/7

1話 有限会社異世界ハンター社

新作です。よければ見てください。

ルルルルルルルッ!


「ありがとうございます。こちらは有限会社異世界ハンターです。本日はどのようなご用件でしょうか?」


一本の電話がオフィスに響く。


「・・・はい、はい、ご依頼は天災級モンスターの討伐依頼ですね。場所は惑星アームのラクーム王国、依頼人はラクーム王国国王陛下でお間違えないですね?かしこまりました。ただいま当社のエース級が戻って参りましたので、直ぐに現地へ向かわしますね。依頼料は王国の年間の国家予算の10%となります。よろしいでしょうか?」


電話で応対している女性 瀬ノ内七海はテキパキと受け答えしている。


「はい、はい、では今からそちらに向かう者に詳細をお伝えくださいませ。派遣するハンターは瀬ノ内天斗と申します。よろしくお願いいたします。それでは。」


ちんっ。と電話を切った瀬ノ内七海は書類に文字を書き込み、オフィスの隅にあるソファーに向かって一声かけた、


「たかとぉ~。仕事だよ~。」

「ん~?マジかよ~。俺さっき仕事終わって帰って来たばっかだぜぇ?」

「しょうがないじゃない?異世界の人が助けを求めてるんだから。」

「他の人達いないの?」

「全員出てるわよ!今いるのは天斗だけよ。」

「はぁ~。わかったよ姉ちゃん。仕方ねぇなぁ。」

「職場では瀬ノ内さんと呼びなさい!」

「姉ちゃんだって名前読んでるじゃん。」


そんな会話をしながら彼、瀬ノ内天斗はソファーから立ち上がり、姉の七海から書類を受け取った。


「えー、惑星アームのラクーム王国で天災級のモンスター出現か・・・。よしっしゃあない行くか!」


天斗は自分のデスクに向かいウエストポーチを着けた。そのままロッカーに向かい中から上半身を覆う鎧と、すね当て、手甲を身につけ、鞘に入った自分の背丈くらいある所謂日本刀を脇に差した。


「それでは、瀬ノ内天斗、行って参ります。」

「気をつけてね?天斗。」

「さっさと終わらせてくるわ!じゃ!」


天斗はそう言って撃退課を出ていった。そのまま地下に降りていきある一室の前に立ち、軽くノックをした。


コンコンッ!


「失礼します、誠也さん。撃退課の瀬ノ内天斗です。討伐依頼の件で参りました。」

「は~い。どうぞ~。」


天斗はそのまま部屋に入る。その部屋には何もなく部屋の中心に円を描くようにずらっと文字が描かれていて、うっすら文字自体が光っている。


「天斗くん、さっき戻ってきたばっかじゃない?体大丈夫なの?」

「そ~なんすよ。まいりますよ~うちの姉ちゃんも人使いあらっくて。」

「ハハハッ、七海君も実の弟相手なら言いやすいのだろうね。ところで早速依頼証を貰おうか。どれどれ・・・惑星アームのラクーム王国だね。早速転移しようか。魔方陣の中央に立ってくれる。」


ここは転移ルーム天斗達社員が異世界へと行くときに利用する部屋だ。そして天斗と話をしていたのは、神宮寺 誠也。彼はこの世界でも数人しかいない『転移魔法』の使い手である。


天斗は魔方陣の中央に立ち目を閉じた。


「よし、じゃあ行くよ、・・・世に存在する数多の精霊より時空を司る精霊よ我に力を与えたまえ。タイムクロス!」


神宮寺誠也が『転移魔法』を唱え終わると、魔方陣の光が強くなった。そして光が部屋一面を覆い数秒光続けた後に光が消えた。そして魔方陣の中心にいた天斗の姿も消えていた。


頑張ります!

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