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神様の誕生日  作者: スマイリー
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第51話 レトの冒険 ②

 無事に転移してエルフの国までやって来たのは良いんだけど……。


「あらあら、まさか貴女が来るとはねー。と言う事は既に()()()()()と言う事なのかしらね」


 私の目の前にはエルフの女王様が居た。

 まさかいきなり謁見の間に転移するとは。

 周囲の兵士達も突然の事でまだ動けていないし。

 そんな中、いち早く動く人物が居た。


「消えろ!バトルジャンキー!!」


 ゴウ!と、激しい音と共に凄まじい炎が女王様に向けて放たれた。

 渦を巻きながら、半ばビームの様に放たれたそれはしかし、呆気なく散らされた。

 私は驚き、隣に居たその人物をあり得ない物を見る様にして声を上げた。


「いきなり何すんのよ!つうか、親子でしょ!?何してんのマジで!」


 意味が分からない。なんで会ったばかりの母親にあんな魔法ぶっ放せるの?しかも、それを涼しい顔をして防いだ母親もおかしい。


「まだまだね、リリト?」

「チッ!……それならプランBよ!」


 再度リリトから激しい魔力が吹き荒れるが……。


「やめろって!」

「ウドッ!」


 私が横から無防備な横っ腹に一撃を加えたら、女の子としてはあり得ない声を出して崩れ落ちた。

 そんなやり取りを見てケタケタと笑うクロムに、我感せずと言った感じのアリスト。


「笑ってないでどうにかしなさいよ!」

「いやー、面白いからつい」


 私がリリトを引きずってクロムに文句を言ってると、女王が話しかけてきた。


「ところで。貴女がニールの代わりってことかしら?クロムさん?」

「まぁそんな感じ」


 なるほどと呟いた女王だが、次いで話をしようとした所に割って入ってくる人物が居た。


「おー!アリストじゃねえか!まさかお前が一番乗りだとはな!」

「確かに意外ね。あの方向音痴はどこなの?」


 新たに現れたのは、見た目からして脳筋臭がする頭の燃えてる男と、声は女性の全身真黒な鎧を着た人物。

 なんか、変な人が多過ぎて私にはついて行けないんですけど。

 この状況こそにぃにぃが居ないと駄目じゃないの?何してんの?

 取り敢えず様子見に徹しよう。


「なんじゃ、お主等もおったのか。あの方向音痴とならサッサと別れて別行動しておるわ。そっちこそ1人足りなくは無いか?」

「は?何言ってんだオメェ。俺等は端から二人だぞ?ボケたかロリババア?」

「いや、私達の後を追ってミーシャが付いて来たはずだ」

「ボケたのはお主じゃったな、エイトよ」

「そうだったのか!?いやー気付かなかったぜ!」

「ミーシャは何処に行ったか分からないな。まぁその辺に居ると思うぞ」

「また単独行動か。あ奴も変わらぬのー。所でセイントよ、お主が頭を抱えてないのは珍しいの。何かあったのか?」


 アリスト達の会話を聞いてて、ただの世間話だと思ってたけどアリストが唐突におかしな事を口走った。

 頭を抱える?兜じゃなくて?それとも酷い頭痛持ちで普段から頭抱えてるとか?…………どういう意味?

 それが気になって見ていたら、真黒い鎧を着たセイントさん?…………明らかにダークとかブラックって名前のはずだけど、あの格好でセイント?聖職者に喧嘩売ってる?……まぁ、そのセイントさんが軽く頭を小突きながら言った。


「あの状態はどうも恐れられるみたいでね。特に問題は無いし、これも悪く無いだろう?」

「なるほどの。お主は悪魔等と呼ばれる事もあるからの。いや、今は邪神かのぅ?」


 悪魔と呼ばれるって何よ?ますます意味分からないんだけど?

 私がそっちに気を取られている間に、クロムと女王様は会話を続けていた。


「やっぱりニール本人が良かった?」

「いえ、それは問題無いわ。寧ろ貴女が来たのが問題と言えば問題だけど、それはいい事だし別に良いわ。それよりも聞きたいのだけれど…………貴女は()()()()のかしら?」

「……さて。それは何を、によるかね」

「まぁ、知ってるから貴女が来たのだろうけど。それはニールも知ってると思っても良いのかしら?」

「ノーコメントで」


 終始良い笑顔のクロムに対して、女王様は目が笑って無かった。

 そうして暫く沈黙が続いたけど、女王様から深い溜め息が吐かれるとそれまでの重い空気も無くなった。


「そう…………。はぁ、分かったわ。ほら貴方達?何時まで呆けて居るの?お客様がいらしたのよ?」

「は、はい!」


 手を叩き、周りの兵士達に女王様が告げれば、皆弾かれる様に動き出した。

 ……ぶっちゃけ、王を護る兵士がそんなんで良いのかと思わなくも無いけど、こんな状態じゃね…………。

早めに上げれた!


まぁ、次は遅れますけどね。はい。


お読み頂きありがとうございます。

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