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神様の誕生日  作者: スマイリー
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第34話 ちょっとした事実発見!て感じ

 元奴隷改め、村人達に暇人君が作った世界に新しく街を作るようにお願いをして暫く。

 名前の無い街では宴会がひらかれていた。

 奴隷から解放された事と今までに無い暮らしが出来ると、喜びが頂点に達したから。

 料理の材料や酒はニールがモータル商会から買い占めたのを大量放出。

 皆で酒盛りをしている所にニールも混ざり、飲めや歌えやの騒ぎをしている時。

 丁度料理が終わりニールの横でジュースを飲んでいたレトが異変に気付いた。


「……ニールにぃ?どしたの?酔った?」

「…………ごめん、ちょっと考え事する」


 そう言って目を瞑ったニールはレトから見ても初めて見る顔をしていた。

 少し怒っているような、真剣な顔を。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 ニールの脳内。

 集まってる暇人君に問いかける。


「1人消えたよな?何があった?」


 ネコ紳士の暇人君がそれに答える。


「あぁ、攻撃されたとかじゃ無いから安心して良いよ。ただの自滅だし」


 そう言われ安心し、怒りも収まったが何故自滅したのか分からないニールは首をかしげる。

 そこに仮面を着けた赤髪の暇人君が理由を話す。


「消えたのは地球を調べてた奴だな。原因は恐らく、情報量に耐え切れずに弾けた感じだ」

「情報量?地球の?そんなもんで消えるか?」

「体のある普通の人間だったら良くて廃人、最悪脳死」

「…………そんなにか?」

「触り程度なら見れるけど全部見ようとしたらパーン!……てな感じだったよ」


 こっちも赤毛で赤いパイロットスーツ?を着た女の子タイプの暇人君が補足してくれた。


「いったい何を見ようとしたん?」


 最初のネコ紳士がちょっとした爆弾発言をする。


「鋼詩のステータス」


 ニールには一瞬意味が分からなかった。

 ステータスなら自分と同じだと思うし、今も自分のステータスは見ようと思えば簡単に見れる。

 そこまで考えてハッと顔を上げるとネコ紳士が頷いた。


「正解。地球のステータスだよ」


 それを聞くのが早いかニールは新しく暇人君を創り出す。


「鋼詩のステータスをチェックしてみて」

「うい」


 そして地球に居る鋼詩のステータスを見出してほんの数秒後、表情が変わったかと思った瞬間に弾けた。


「…………ゆくし(うそ)だろ……。まぁ、攻撃じゃないなら良いけど、自分が消える感覚は嫌だな」

「向こうにもステータスが有るってのが分かっただけでも良いんじゃないー?」

「でもたかがステータスだろ?何でこんな情報量?」

「それなら消えた暇人君の記憶をトレースして見たら分かるッスよ」


 そう言ったのは普段は周囲の索敵(ストーキング)をしている索敵君だ。

 見た目は唯一オリジナルキャラで、髪は緑色の三つ編みで委員長っぽい女の子。歳は19ってとこか。

 言われた通りに記憶をトレースしてみて見えたのは。


「…………っ!?何だこれ?……何だ?」


 ニールが分かったのは全く意味が分からない、と言う事だけだった。

 唯一見えたのは名前だけ。

 後は文字が重なってるのか、文字化けしているのか何にも理解出来なかった。


「なあ、ステータスだよな?それならHPとか体力とかそんな感じじゃないの?」

「いや、地球には元々ステータスなんてのは無いと思ってたけど、実際はかなり複雑になっていて見る事が出来ない、もしくは見ても理解出来ないようになってるみたいで」

「そうそう。多分地球を作ったって言う初代管理者位じゃないの?分かるのは」


 ニールとしてはやっぱりか、と言う思いが強かった。

 まだまだ成りたてではあるが、一応自分も管理者だ。それでも見る事が出来ないステータス。

 確実に何かある。そう思うには十分な出来事だ。


「……その初代管理者を調べて見ないとな」

「そう言うと思って既に進めてある」

「そうか、引き続き頼む。くれぐれも危ない事はすんなよ?」

「自分にそれが言えるか?」

「……言えねーな」


 そう言って笑い合う暇人君とニール。

 例え危険だろうと死ぬ事がなければ何でもやる。

 死んでしまうなら真っ先にトンズラこいて関わらない様にする。

 それがニールだった。


「よっし!じゃあやるなら徹底的にな!」

「「「うい」」」


 暇人君消滅の原因も分かったし、戻るか。と考えている所にフワフワと浮かぶ妖精見たいな暇人君が待ったをかけた。


「あ、ちょい待ちー。ついでに報告ー」

「ん?なに?」

「以前、魔法はイメージだけで詠唱は必要ないって言ったけどあれは半分正解だった。言霊って知ってるっしょ?」

「まぁ、一応。言葉に力が宿っていて発した言葉を現実にしようとする、とかそんな感じ?」

「そそ。その言霊が魔法にも影響を与えるんよー。大体長い詠唱だとその分言葉も多くなるから力が強くなるって感じー。だから大魔術とか禁術とかアホみたいな威力のある魔法はクソ長い詠唱が必要じゃん?それは言霊の力を増やしてるからなんよー」

「んー、て事は簡単なファイヤーボール見たいな魔法も詠唱を長くしたら威力が上がるって事?」

「そうゆうこと。ただ、1つ注意が有って。詠唱が長ければ良いってんじゃなくて、ちゃんと言葉の意味を理解して言葉にその意味と強い思いや思念を載せないと効果が無いんよー。あと、言葉の意味が間違ってても発した本人が意味を乗せればその意味として効果が出るからねー」

「あーね。アレか、強敵と書いて友と呼ぶ見たいな」

「そそ。今度試してみよー」


 そこまで聞いてた他の暇人君達も今のニールと同じ様にニヤリと笑い。


「厨2心がくすぐられるな!」

「「「「ビバ!ロマン!!!」」」」


 イヤらしい笑みを残しながらニールは脳内会議を終える。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 ニールが考え事をすると言って直ぐにその顔からは怒りが消えて、いつもの表情に戻った。

 それでも大丈夫かな?と顔を覗き込んでいたレトは目を瞑ったニールがニヤリと笑ったのを見て。


(今笑った?……何を考えてるんだろ?またいやらしい事?…………ニールにぃだからなー。年中脳内ピンク出しなー)


 それでもやはり心配なのか、覗き込む顔は傍から見ても近くなり……。


「……ん?どした?」


 急に開いた目と目が合い、良くあるラブコメ展開へ……と言う事はなく。


「何の考え事?ニヤついてたからまたいやらしい事?やっぱりハーレム作るぜー的な?」

「んな訳あるか。第一、ハーレム作ろうとしたらお前もそのメンバーに入るじゃん」

「お?妹に興味がある?何なら今日一緒に寝てあげようか?」

「そんなん地球に居た頃からたまに寝てたじゃん」

「ま、そうなんだけどねー」


 そう。ニール達家族はかなり仲が良かった。

 今では姉も弟も結婚して、実家に居るのは両親と妹の3人だけだが、毎月皆で集まって遊びに行ったりご飯を食べたり。それだけじゃ無く、ほぼ毎日の様に連絡を取り合ってたりする。

 暇だからと言う理由で実家に泊まりに行ったり、近くに来たってだけで集まってダベったりゲームをしたり。

 そして実家に泊まるときはたまに妹のベットを使うニール。

 その際、妹を抱き枕にした事も良くある。

 …………ホントに寝るだけで何にも起こらないのが周りからは異常と言われてたが。

 ニールからしたら、それが家族じゃ無いの?と言う感じなのだが。


「まぁ、そんなのは置いといて。飲み直すか!」

「もう皆寝てるよ?」


 辺りを見回して見れば皆幸せそうに寝っ転がっていた。

 あまり酔ってない人達はちゃんと家に戻って寝たようだが。

 そんな周りを見て、次飲めば良いやと切り替えたニールは溜息を1つ吐き出してレトに向き直る。


「……俺達も寝るか」

「さんせー。流石に疲れたよ」

「そういやリリトは?」

「先にベットの準備をしとくって言ってたよ」

「ふーん。あ、今日はレトも一緒に寝るか?」

「え?良いの?!やった!」

「何がそんなに嬉しいんだか」

「そんな事言いがちー(いいながら)にぃにぃも笑ってるじゃん」


 そんな取り留めの無い会話をしながらリリトの待つベットへ向かう。

 今日は色々あったな、と思いながら。

次は全然書き上がってないので遅れます。


お読み頂きありがとうございます。

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