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神様の誕生日  作者: スマイリー
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第29話 出発前の日常?て感じ

 3人が寝ていたベットから身を起こす百々歌ことレト。

 寝ぼけ眼で隣を見てみればそこには誰も居らず、微かに温もりが残るだけであった。


「こうにぃ?…………こうにぃにぃ!」


 慌ててベットから飛び下りドアを開け、鋼詩の名前を呼びながら階下へと降りる。

 何故居なくなったのか、昨日のあれは夢だったのかと不安になりながらも、泣きたい気持ちを抑え込んで外へ飛び出す。

 するとそこには……。


「お。やっと起きたかねぼすけ」

「おはようございます」


 頭に青いスライムを乗せ、何やら服が血塗れでボロボロの鋼詩とロングスカートのメイド服を着たリリトが居た。


「こうにぃ!どうしたのそれ!」


 レドからそう言われ、自分が血まみれの服だったのを思い出したのか、バツが悪そうに頭を掻き。

「あー、これはちょっとした実験をね。ケガとかは無いから安心して良いよ」


 両手を広げながら簡単に回り、無事だとアピールする。

 その姿を見て安心したレトは近付きながら違和感に気づいた。

「あれ?……こうにぃにぃ太った?と言うよりガッシリしてる?それに身長も伸びた様な……?」

 間近で観察しながらはて?と、首を傾げる。

 そんなレトにリリトが賛同しながら種明かしをする。


「マスターはやっぱり凄いですよ。最初は自虐趣味のドMなんじゃないかと引きましたけど」

「ドM?」


 レトがそうなの?と言う顔で見上げる為、変な勘違いをされちゃたまらんと言わんばかりに鋼詩(ニール)が慌てて弁明する。

 ………………あながち、間違っては無いと思うのが地球の友人の思いだろう。


「ドMじゃ無いからな!?リリトはややこしい事言うな。ただの実験だと言っただろ?」

「何をしたらこんなに血塗れになるの?」

 それはもっともだろう。

 全身血塗れになる実験なんて、何処のマッドサイエンティストだ?って話だ。


「私も最初は驚いたんですが、自分の身体を少しずつ破壊していったんですよ。もっと驚いたのがその後です。壊した身体が見る見る再生されていったんです。元の身体より強くなって」

 リリトのその発言を受けて、レトは更に分からなくなった。

「……はい?破壊?身体を?……しかも再生?」

「そうなんですよ。正しく不死身なのかって位」

「いやいや、不死身じゃないぞ?…………でも地球で生き返るから不死身なのか?それってチートってレベルじゃないけど……向こうで死ぬとどうなるんだ?」


 何やら考え込んだニールをよそに、リリトは一部始終をレトに話して聞かせていた。


「…………うっわ。それってゾンビアタックし放題じゃん。キタネー。でも、それでガッシリした身体になったんだ。最早こうにぃの面影ゼロじゃん」

「昨日会った方がマスターのホントの姿なんですか?」

「そうだよ。死神みたいだったでしょ?あれで病気知らずの健康体だったからあだ名が死神になったんだよ」


 ニールからすれば体調崩す時もあるから健康とは言えないと思ってるが、周りから見ると1日経てば元気になるのはあり得ないと思われていた。

 例えインフルエンザに掛かって高熱でダウンしても次の日には、元気に家でゲーム三昧なのだからそう思われるのも仕方がないが。

 因みに自分から病院には行ったことはない。まさに医者要らず。


 …………そのお陰で歯医者にも行かず、歯はボロボロだったが。

 周りからは「そこさえ治せばイケメンなのに」と、よく言われていた。

 尤も、ニールからしたら「その方がインパクトが有って覚えられやすいでしょ?」と言ってたが。

 ……ただの面倒臭がりで他人と関わるのが嫌いな奴が言う事じゃないが。

 それはさて置き。


「……一度試してみるか」


 そうして呟いたニールは徐に指をパチンと鳴らした。

 レトはまたもや呆気に取られ、リリトは何かを悟ったようにして二人に見られる中、ボロボロで血塗れだった服が元通りになり身体に付いていた血も綺麗に無くなった。


「……ドヤ」

「ウッゼー!何それインチキ!そんな事が出来るこうにぃもムカつくけど、そのドヤ顔と自分でドヤって言うのが更にムカつく!」

「いえ、流石はマスターですよ」

「HAHAHA!精々羨ましがるがいいさ!」


 一頻りレトをおちょくってニールはそう言えば、と言わんばかりにレトにお願いをする。


「そう言えば、こうにぃじゃなくてニールって呼んでほしいんだけど?流石に文字道理、肉体改造したから面影位しか残ってないし。いや、そもそも面影も残ってないんじゃないか?」

「あぁ、確かに。今の格好で父さんや母さんに会っても誰?見たいな反応されそうだし」

「だろ?だから俺はニールって呼んで、向こうに居るのを鋼詩って呼ぶ方がしっくり来るんじゃないか?」

「まぁ、にぃにぃがそれで良いなら」


 そんな話をしながら家に戻り、朝食を食べながら今後の予定を話していく。

 因みに、朝食はリリトが森で取ってきた野草や果物を食べている。


「で、この後何だけど皆で服やらなんやらを買いに行って、奴隷を引き取りに行きます。何か質問は?」

 そこで二人共手を上げたがまずはリリトを指す。

 スラメブルは頭の上でフヨフヨしている。


「マスター、戦争はどうするんですか?」

「一応この世界の神には挨拶に行くけど、それは俺とスラメブルだけで行ってくる。二人にはやって欲しい事があるし。戦争に関しては、軽くちょっかい出すだけで高みの見物を決め込みます」

「はいはい!」

「なんぞ?」

「いくつかあるんだけど、奴隷は女?ハーレム要員?戦争って何?買物行くのは良いけどお金あるの?あと、やって欲しい事って?」

「また一遍に来たねー。まず、ハーレム作る気は無い。奴隷はレトと同じ位の年の子供達だ。戦争に関しちゃ面倒だから後でリリトに聞いといて。お金はアホみたいにあるから気にせず。やって欲しいのは連れてくる奴隷達の世話をお願いしたい。オッケー?」


 そこで言われた事を二人で考えてたのか、今度はリリトが手を上げる。


「あの、奴隷の子達の世話は分かりましたが具体的には?」

「あー、それは追々決めるけど、一般教養とか何か学びたい事が有るならそれを教える感じかな。子供達とは別に教師に向いてる人も何人か連れて来ようと思うし、まだまだ子供達も増えるし、大きくなってやりたい事が出来たならそれをさせようと思ってるし。もちろんここから出て行くのもオッケー」

「え?こうにぃ……じゃなくて、ニール……私は教えられないよ?」

「あぁ、レトには皆を纏めるリーダー的なのをやって欲しいんよ」


 そこまで聞いて二人も理解できたのか頷きで返す。


「さて、そろそろ行こうか」


 そうして3人で出掛けていく。

相変わらずの遅さ。

ちょっと書きだめしようかと悩んでしまうぐらい。

でもしないんですけど。

もう、いっそ開き直ってやろうかと( ・ิω・ิ)

早めに上げれるように頑張りますけどね。


お読み頂きありがとうございます。

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