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神様の誕生日  作者: スマイリー
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S3話 とある日常

 取り敢えずお金の心配は要らないとわかった翌日。

 仕事する必要無くね?と思ったが、今抜けるのはなーと思う。

 人手不足だし。

 どうすっかなーと考えてたら妙案が浮かんだ。

 人が増える様に願えば良いじゃん!と。

 早速10日以内に最低15人以上増えます様にと願う。

 人が増えて安定したら心置き無く辞めれるからな。

 さて、今日は夜勤だし昼過ぎにはもう一度寝るとして。

 それまで何をしようか。


 取り敢えず腹減ったし、昼飯食べるついでに実家に行って母さんに小遣いでも上げるかな。

 月に一回以上は実家に行くようにしていて、以前は卵やらお肉やらをスーパーで買い込んで持って行ってたが、何か欲しいのある?と聞いたら「お小遣いが欲しい」と、満面の笑みで言われた。


 まぁ、たしかに主婦だし、ずっと家に居るようなもんだし、お金は父さんが管理していて、あまり自由に使えるお金は貰ってないからな。

 そんなに収入も多くないし。

 それからはスーパーで買う量を少し減らして、お小遣いを上げるようにしている。

 実家には両親と妹の3人で暮らしている。


 妹は24才で、居酒屋でバイトをしながら好きな事をしてる。

 好きな事と言っても、ゲームをしたり、動画を見たり、アニメを見たりと腐女子まっしぐらだが。

 他にも姉と弟が居るが、二人共結婚して子育て中。

 それでも2、3ヶ月に一回は皆で集まってご飯を食べたり遊びに行ったりしてるが。


 今回は実家に行く途中にある弁当屋さんで昼飯買って、そのまま実家で食べよう。

 小遣いは余り一気に渡すと逆に心配されるから、諭吉さん一人だけで良いかな。

 風呂に入って準備して、一応今から行くからお昼は食べないで待っとく様に言って。

 そして、愛車の原付きに乗って実家につくと妹が笑顔で待機していた。


「おっつー。どうした?出迎え?」

「頼んでたお菓子買って来た?」

「は?何も頼まれてないけど?」

「はぁー!?LINE送ったじゃん!」

「そうなん?バイク乗ってたから気づかんかった」

「うっわ。つっかえ。じゃあ今から買って来て」

「却下。自分で買って来い」

「えー。メンドイじゃん。バイクだからササッと買ってこれるっしょ?」

「パシリに使うなアホ。俺もメンドイわ」

「でた、にりさー(面倒くさがり)。ちぇー、仕方ない。ストックの菓子を出すか」

「にりさーで十分。人生楽しんだもん勝ちだからな」

「あー、はいはい。それよく言うよねー」

「実際そうだしな。ん?昼飯買って来たけど食べないの?」

「え?あたしのもあるの?」

「普通にあるけど?」

「うっわ、珍しい。コウにぃにぃが皆の分買ってくるなんて。母さん、今日雨降るから洗濯物中に干したほうが良いよ」

「父さん、ももが食べないみたいだから2つ食べる?」

「あ、うそうそ。冗談だってー。ありがたく頂きます」


 全く、この妹は。

 そうやって話しながらテーブルに弁当やお茶を並べていく。

 母さんは既にイスに座ってスタンバってる。

 父さんは夜勤明けで、眠そうにしながらやってきた。


「今日は休みか?」

「いんや、夜だよ。昼過ぎには家帰ってもっかい寝る」

「この時間まで起きてたのか?」

「昨日休みだったから普通に夜寝ただけだよ」

「あぁ、そうか」

「母さん?食べたいの選んで良いよ?」


 ずっとニコニコしながら話を聞いてたみたい。


「余ったので良いよ」

「ダメ。母さんが先に選んで。俺とももは何でも良いから」

「え?あたしコレが「あ”?」……何でも良いよ?うん」


 昔から母さんは引っ込み思案と言うか、余り自分の意見は言わなかった。

 もっとわがままになれば良いのにと思うんだが、染み付いた性格なのか、中々治らない。


「んー、じゃあコレ」


 それでもこうやって言えば自分の意見を言ってくれる。

 特に何かしらの病気と言う訳でもなく至って健康。

 …………まぁ、年のせいか腰が痛いとか足が痛いとか良く言ってるけど。もう60過ぎてるし。

 最近も腰を痛めて全く動けなくなって、それを見たももが泣きながら姉や自分に電話してきたが。

 幸い、父さんが冷静に救急車をよんで、病院で診察受けたら問題無いってのが分かったが。


「んじゃ、いただきまーす」


 弁当を食べながら他愛ない会話が続く。


「でさ?その実況動画が面白くて。こうにぃにぃも見てみると良いよ」

「でもそれってゆっくり実況じゃないっしょ?」

「もちろん。逆によくあれを聴き取れるよね」

「なれたら普通に人が話してるのより聞きやすいよ?」

「えー、そう?全然なれないけど」

「俺は逆に普通の人がやってる実況動画があんまりねー。最近面白い人減ったし」

「あ、それはあるかも。何人か更新止まったまんまで失踪タグ付いてる人増えてるし」

「だろ?だからあんまり普通の実況動画は見ないんよねー」

「普通じゃないのは見るんだ」

「もちろん。タイムアタックとか縛りプレイとか。あ、母さんデザート買ってあるからそっちも食べてよ?父さんのも有るからね」


 父さんはまだ眠そうにしながらも頷く。母さんはニコニコしながら頷いて弁当を食べ続ける。


「え?あたしのは?」

「え?」

「え?」

「…………うそうそ。ちゃんとあるよ」

「良かったー、また家庭内暴力だと思ったー」

「またって何だよ、またって。妹思いの優しい兄ちゃんだろ?」

「うわー。父さん、こうにぃにぃが変な事言ってる」

「よし。ももが食べないみたいだから俺が食べるか」

「まってまって、食べる、食べるから」


 全く、この妹は。

 弁当とデザートを食べ終わり、皆で軽くお喋りしたりTVみたり、妹のパソコンを勝手に弄ったり。

 そうして居るうちにお昼過ぎになる。


「さて、そろそろ帰って寝るわ」

「今度はお菓子買ってきてよー」

「覚えてたらな」


 父さんはご飯食べ終わって少しお喋りした後にまた寝た。

 まぁ、夜勤明けはキツイからしゃあないな。

 母さんはTVを見つつ、こっちの話に相槌を打ったり、TVに出てる芸人さんを「こんなギャグやってる人?」と言って聞いてきたり。

 そして帰る時母さんに小遣いを上げる。


「はい、小遣い。あんまり無駄遣いしないようにね」

「ありがとう。早速卵買って来ようかな」

「いやいやいや。卵位は俺が買ってくるから何か必要な物が有ったら言って」


 その横で妹が笑顔で手を出している。


「……無いからな?お前のは無いからな?」

「えー、ケチー」

「自分の給料があるだろ。じゃ、おやすみー」

「「おやすみー」」


 さて、帰って寝て。仕事適度に頑張りますかね。

 あ、ニールからお願いされてたやつもやっとくか。

お読み頂きありがとうございます。

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