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神様の誕生日  作者: スマイリー
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第21話 いきなりクライマックス?って感じ?

すいません、大分遅れました。

 あれからバーストの管理者が取り出した椅子に座って少し立った。

 どうやらこっちの傷が治るのを待ってくれてるようだ。

 追加でテーブルと紅茶を出してこちらを観察しながら寛いでいる。

 多分インベントリとかアイテムボックスみたいなので出したんだろう。

 相変わらず周囲の時間は止まったまんまだが。


 ふと、この世界全体の時間が止まってるのか気になって、衛星探査で全体を調べてみたら止まってた。

 1つの世界の時間止めるとかやり過ぎっしょ。だから異世界バーストは酷い事になってるんじゃないか?

 そんな事を考えて居るうちに腕が元通りになった。

 自分の腕がニョキニョキ生えていくのは中々面白かった。


 肘まて生え出した時に「へー、こんな感じなんだ」と、傷口を見ながら治ったばかりの腕を動かして遊んでた。痛みがあったら叫びながら地面を転がってただろうな。

「さて、何から話そうか?」

 飲んでいたティーカップを置いて、バーストの管理者が聞いてきた。


「まず、地球が特別ってどう言う事?同じ世界は作れないん?」

 やっぱこれが気になる。

「そうだね〜、何と説明したら良いか……。あの世界は別格で、同じ世界はまず作成不可能だね」

「同じ管理者なのに?」

「君は世界を作った事はあるかい?」

「管理者になって10日もたってない新人だぞ?あるわけ無いじゃん」

「それなら解らないと思うけど、世界を作ると言っても容量に限界が有るんだよ」

「容量?」


 何それ?人口何人以下とか?

「解りやすく例えるなら、このティーカップが世界を作る為の容量で、中に入ってる紅茶が世界を形作る様々な情報。いろんな情報を入れていけば…………」

 説明しながら自分のカップにゆっくりと紅茶を注いでいく。

 次第に一杯になり、それでも注ぐのを止めずに入れ続け。


「……こんな感じで溢れていく。溢れるのは新しい情報だけじゃなくて元からあった情報まで溢れていく」

「じゃあ地球はその容量がデカイって事?でも、容量が小さいならデカくしたら良いんじゃない?ジョッキとか樽とか」

「残念。入れ物を変える事は出来ないよ。正確には容量を大きくしたら、これだけ大きくしましたって情報が先に入ってるから結局は同じ事」


 て事は風船みたいな感じか?でかくする為に膨らまして、でも元の大きさは一緒みたいな?

 でも、それなら中に入れる情報を圧縮したらいいんじゃないか?

 もしくは、情報の質を変えてみるとか。

 そしたらガンガン入るっしょ。

 あの紅茶の例えにしても、液体だから漏れるんだし一度固体にして圧縮すれば何倍も入るんじゃない?

 まあ、そうすると飲めないし味が変わるとかなら打つ手なしだけど。


「で?地球が特別ってそれだけ?」

 こんだけで特別な訳無いよな。

「もちろん他にも理由があるよ♪」

 なにが面白いのかかなり上機嫌で話してくる。

 やっぱ、すんげー胡散臭そー。

 話半分に聞き流してサッサと退場してもらおう。

「ここからが重要な話なんだけどね…………」

 ふいにバーストの管理者が話を止める。


「はぁー。もう見つかったか」


 さっきまでの上機嫌が打って変わって、今は心底ウンザリした顔をしながら上を見上げる。

 つられて視線を上げてみたら、空にヒビが入ってた。

 更にパキパキとヒビが広がって行って、最後にはパリン!と空が割れた。

 最終決戦とかで良く見かけるアレだ。


 そしてその中から5人の《管理者》が出て来た。


「バーストの。それは抜け駆けじゃないのか?」

「そうじゃ!抜け駆けはせぬと話し合ったではないか!」

「テメーだけズリーだろ!俺も混ぜろや!」

「いや、混ざったら駄目だろ」

「そうそう!招待状渡すだけって話だったじゃない!」


 ……アレは人か?まぁ良いや、色んなのが出てきた。

 最初に出て来たのはガッチガチに鍛えられた体に白髪で角刈りの厳ついオッサン。

 ……またオッサンかよ。何?俺にはおっさんホイホイでも付いてるの?


 二人目は……人?だと思うけど…………詰め込み過ぎだろ。

 見た目は純和風の人形の様だが、完全にロリ。幼女。でも目が3つある。しかも全ての目の色が違う。

 右目が碧色、左目が翠色、真ん中の額にある目が金色。

 3つ目のオッドアイって初めて見た。いや、3つ目自体初めてだけど。

 それだけならまだ人だけど、額の左右、こめかみ?辺りから小さな角が生えてた。しかも背中からコウモリみたいな羽を生やしてパタパタしてる。

 初のロリなんだろうけど、色々詰め込み過ぎな感じが。


 3人目は頭が燃えてる。いや、比喩とかじゃなくてマジで燃えてる。

 物語の主人公が覚醒たらこんな感じ?て髪型。髪なのか分からないけど。

 比較的若くて20代前半位。上半身裸で筋肉バッキバキ。色黒何だろうけど、ちょっと赤味がかってる。

 なんか、うおー!あちー!とか言いながら必殺技使って来そう。


 4人目は…………うん。人じゃない。

 全身鎧なんだけど、頭を小脇に抱えてる。こう言うのデュラハンって言うんだっけ?でも、鎧が意外とスマートで無駄に棘が付いてないしゴツゴツしてない。ちゃんと頭が有ったら勇者って感じ。鎧は真っ黒だけど。頭は一応あるけど。小脇に抱えてるけど。

 あの中身はどうなってるんだろう?


 5人目は魔女っ子。

 特徴?無い無い。メッチャシンプルに魔女っ子。

 魔女みたいな帽子被ってローブ来て箒に乗って。


 何だろうこの集団。

 ちょっと関わり合いたくない。

 俺をほっぽって言い合いを始めた。

 …………帰って良いっすか?

 色々ヤラれて頭に来てたけど完全に毒気抜かれたわ。


 暫く待ってたけど一向に終わらないから固まったままのリリトを動かして遊んでた。

 ホントにカッチカチで横に倒してもほっぺを突いても半開きの口に指を入れても動かなかった。

 ただ、固まってるせいかほっぺもカチカチだし、腕やお腹もカチカチだった。

 胸?……相手の意識が無いときにそんな事をするのは紳士じゃないと思うんだ。俺は紳士だからね。

 アッチはまだギャースカと騒いでる。

 マジでそのままエスケープ決めようか迷ってる時に、暇人君の一人からこんな報告が。


(干渉されてた原因わかったー)


 タイミング的にあの中の誰か?

(いや、聞いたら驚くよー)

 違うのか。誰?

(自分)

 は?

(鋼詩から干渉受けてたー)

 鋼詩?何でアイツ?

(理由は分からないけど干渉は遮断したからもう大丈夫)


 これはアレだな。一度OHAHASIしないといけないな。

 念話は出来る?

(それは無理だねー)

(この時間止まってる感じ?それが邪魔してうまく出来ない)


 あー、そうっすか。結局アッチを何とかしないとダメってか。

 全く。人の世界荒らすなってんだ。

 ギャーギャー口論すんなら自分の世界に行ってやれよ。

 アイツ等強制的に追い返せないかな?

(んー、ダメ元でスキル作ってみる?)

 出来たらラッキー位でやってみようか。

(了解ー。一応警戒は続けとくねー)

 あ、ついでに勝手に干渉出来なくなるようなのも作っといてー。

(はいはーい)


 さて、スキル作ってもらってる間に何しようか?

 干渉無くなってダメージ負うことも無くなったし、喧嘩吹っかけて見ようかなーとチラッと思ったけど、林さんから聞いた話じゃ管理者は一応不死身だけど同じ管理者にはガチで殺されるって話だし、それは無しで。

 しゃあないから索敵君と一緒にマップを見てストーキング。

 色んな人が居るなーと適当に流し見しつつこの世界を知ろうと、ヘルプ機能を見つつ色々検索。

 暫くして、スキルが出来たと報告があった。


 ・強制排除(ログアウト)

 指定した人物を本来居た場所に強制的に移動させる。自分自身にも使用可能。抵抗は不可能。


 ・入界審査(イミグレーション)

 自身の管理する世界や国などに条件をかけて入国、入界を制限する。許可を貰った者以外は入れなくなる。


 おー。中々良い感じのスキルじゃん。

 …………て言うか、凄い今更なんだがこのスキルって何?神の力的なもの?サクサク弄ってるけど良いの?

(本当に今更な疑問だねー)

(特に不都合無いし、元の世界に影響出て無いから大丈夫じゃない?)

(そうそう。なんだか分からないけど便利な不思議パゥワーで良いっしょ)


 まぁ、何か問題があったらそん時に考えたら良いか。

 さて。まだ騒いでる人達にはサクッと退場して貰おう。

 対象を選択して、強制排除(ログアウト)

「だから、テメーが抜け駆けしたなら俺等にも抜け駆けを」

 何か言いかけながら頭の燃えてる奴がシュン!っと居なくなった。

 そこからは流石管理者って感じで一瞬皆が構えたけどそのまま送り返された。

 何か抵抗してたみたいだけど無駄だったみたい。


 …………ロリっ子が睨んでた気がするけど気のせいだな。

 そしてクソ爺も消えた。まぁ、この世界の住人じゃなかったかみたいだし、手間が省けたと思っておこう。

 そして続けて入界審査(イミグレーション)を使用。

 対象はもちろんこの世界を含む俺の管理する3つの世界。

 入界条件はその世界の一般人レベルまで能力を下げる、特殊な力やスキルは一切使用禁止、管理者には危害を加えない。とりあえずはこの3個。

 ふぅ。ひと仕事終えた感じだ。

 そういえば招待状がどうとか言ってたよな。どうせ面倒臭い事この上ないんだろうから放置で良いか。


「え?あれ?……マスター?」

 あ、バーストの管理者が居なくなったから周りが元に戻ってる。

 リリトが俺とクソ爺が戦ってた場所を見て泣きそうになってる。

 いや、すぐ後に居るんですけどね?

 多分やられたと思ってるんだろうなー。実際やられてたけど。


「大丈夫って言ったろ?」

 後ろから声をかけたらビクッとして振り向いた。

「マスター!怪我は無いですか!?」

 あ、そこは抱き付いて来ないんですか。そうですか。

「問題ないよ。ちょっと予想外のアクシデントがあったけど」

 それよりも鋼詩に連絡取らないと。指揮官君連絡しといてー。

(ラジャ!)

 色々話を聞かないとな。

 それに周りがすっごい騒がしい。

 先にこっちを何とかしないとな。

リアルで子供が産まれたり、仕事量が倍になったりして忙殺されてました。

まぁ、子供が産まれても結婚はしないんですが(^_^;)

色々訳有です。


でもこの話は最後まで書きますよ!

次は鋼詩側のストーリーを挟みます。


お読み頂き有難うございます。

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