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神様の誕生日  作者: スマイリー
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第18話 賢者?登場て感じ

「ん?爺さん何か忘れ物か?」

 ギルドへ入った俺達を迎えたのは、美人の受付嬢……ではなく、筋骨隆々の顔にいくつ物傷跡を持つ厳ついおっさんだった。

「ほっほ、ちょいと面白いのを見つけての」

 そう言っておっさんの方へ歩いて行くクソ爺。

 そのまま二人で話し始めたから適当なとこに座ろうと辺りを見回し、空いてる席に座る。

 ギルドの中は3分の1位が食堂みたいになっていて、残りが受付カウンターみたいになってる。

 入ってすぐ左に掲示板が並んでいて、そこに依頼が貼られてる形。


 受付にはわかりやすい様に幾つか仕切りがされていて、それぞれの上に素材買取、依頼受注、依頼完了、新規登録と看板がぶら下がってる。

 ギルドの説明等は新規登録の受付でやってるみたいだ。

 食堂には幾つかテーブルが置いてあり、何人かのゴロツキ?見たいなのがちらほら座ってる……んだが、何故か皆こっちを見てる。

 何?まだ何もしてませんけど?あれか?リリトに惚れたってか?まぁ可愛いからな。それならしょうがない。

 クソ爺は新規登録の受付でまだ厳ついおっさんと話し込んでる。

 時折こっちをチラチラ見るのは止めて頂きたい。

 ただ待ってるのも暇だからこの間に登録しちゃうか。

 そう思ってリリトと一緒にクソ爺の居る受付へ。

 ちなみに、リリトは既に冒険者登録はしていて、色々話は聞いている。


 ギルドに所属する冒険者は貢献度からランク分けがされている。

 依頼を成功させる毎にギルドポイントが溜まっていき、そのポイントと本人の希望があればランクが上がる仕組みだ。

 失敗したり、問題を起こしたらギルドポイントが逆に引かれていく。

 1番下からG、F、E、D、C、B、Aとなる。

 一応Aランクの上にレジェンドランクと言うのが有るらしいが、今までそのランクになった者は居ないらしい。

 よく、世界を救った勇者や英雄、大賢者とかそのランクじゃないのか?と思うが、そう言った連中はそもそも冒険者として登録しない。


 国から直接お願いされて世界を救う為、冒険者が英雄などになる事はない。

 もし、現役冒険者が国からお願いされてそれを受けたら、その時点で冒険者は卒業。

 冒険者として世界を回るより、国がバックに付いた方が色々便利だし楽だからだと。

 聞けば、装備を整える資金や遠征費用等は全て国持ち。

 国のお金で最高の装備やアイテムを揃えられるとか卑怯過ぎる。


 更に無事に依頼を達成して英雄になれば、その後何世代にも渡って絶対的な地位が約束される。

 今の国王が丁度英雄の子孫らしい。

 そんな上手い話があるもんだから結構な人が冒険者として登録して、上を目指しているのだと。

 ランクが上がればそれだけ国や周囲からの覚えは良くなる。

 その為冒険者になる人は多いんだそうな。

 ちなみに、リリトのランクはEランク。

 基本的に、Gランクは冒険者見習いって感じでFランクは新人冒険者。Eランクでやっと一端の冒険者。D、C、Bランクがそれぞれ初級、中級、上級冒険者。Aランクは最上級冒険者って位置付け。


 ソロでの最高到達ランクはBみたいで、Aランクは皆パーティーを組んでるそうだ。

 現在Aランクパーティーは世界に4組しか居ない。

 その中でもリリトが憧れてるのがパーティー名《銀翼の探索者》と言う、6人構成のパーティー。

 他のAランクパーティーはメンバーに色んな種族が混じってるが、このパーティーは全員人間、人族で構成されてる。

 これはかなり凄い事だと、目をキラキラさせながら語るリリトを見て、(どうせ全員イケメンなんだろ?)と思ったのは仕方ないと思う。

 何故全員人族が凄いのか聞いたら納得した。


 まず、人族は尖った能力が無い器用貧乏な万能タイプ。

 エルフは精霊魔法と弓がズバ抜けて高い。

 ドワーフはパワーとタフさが高い。

 獣人は様々な種族が居るが総じて身体能力や動体視力が高いのと、種族毎に色んな特殊能力を持つ。

 魔族は状態異常への耐性と魔法耐性がかなり高い。


 その為、他のパーティーはバランス良く色んな種族が居るみたいで、全員同一種族ってのはかなり珍しく、それでいてランクも高いとなると人気は凄いものになる。

 噂ではいくつ物国からスカウトされてるんだとか。

 特にここ、人族の国からは熱烈なアピールをされて居て、かなりの高待遇だという話だ。噂だからどこまでホントか分からないけど。

 そして新規登録の受付に来た俺達をクソ爺とおっさんが出迎える。


「なんじゃ?」

「話が長そうだからその間に冒険者登録しようかと」

「おぉ、こいつはすまんかった。それならこやつがしてくれるじゃろ」

 そう言って受付に立つおっさんを見る。

 近くで見ると更に凄いな。何その筋肉。脳ミソまで筋肉詰まってないよね?

「お前がマホ爺の言ってた面白いものか。登録と言ってたがギルドは初めてか?」

「はい。あの、マホ爺って?」

「ああ、この爺さんの事をそう呼ぶんだよ。魔法使いの爺さん、略してマホ爺だな!」

 ガハハハハ!と笑う筋肉。

「わしもそこそこ有名なんじゃよ」


 照れながら言いやがった。

 マジ誰得だよ。照れてる爺さんとか。しかもコイツはエロ爺だぞ?需要無いわ。

「じゃあ登録とギルドの説明するからあっちの席に座って待っててくれ」

 指定された場所は受付のちょっと奥、カウンターの内側だ。

 そこにリリトと座って待っていると、おっさんが他の人を連れてやって来た。

「こいつが登録と説明を担当するハリメだ」

「ハリメです。宜しくお願いします」

 紹介されたハリメさんは体格は普通の事務職って感じの男性だ。


 筋肉オヤジの横に居るから更に小さく見えるけど、身長は俺より少し小さいか同じ位。

「ニールです。宜しくお願いします」

「じゃあ登録が済んだら声をかけてくれ」

「わかりました」

 筋肉オヤジはクソ爺のとこに戻って行く。

 チラッと見たクソ爺がニヤニヤしてたのはあれか?こっそりリリトを視姦か?いい度胸じゃないか、クソ爺。

 二度とリリトを見れない様に両目潰してやろうか。


「でわ早速、こちらの用紙に必要事項を記入して下さい。字は書けますか?」

「あ、問題ないです」

「登録はニールさんだけで?」

「私は既に登録済みなんですよ。一応Eランクです」

 リリトがカードを取り出し、職員に見せる。

「あぁ!リリトさんでしたか!奴隷になったと聞きましたがご無事で良かったです。見た目が変わってたので分からなかったですよ」


 登録用紙に書き込みながらリリトとハリメさんの話を聞いてみると、どうやら荷物配達の依頼をリリトが受けたんだが、その荷物を途中で盗賊に奪われ、奪い返そうとしたが失敗。

 依頼も失敗して、依頼人からかなり怒られて違約金と荷物の弁償を要求されて、リリトの所持金では払いきれなくてギルドが立て替えようとしたが、依頼人が猛反発。失敗したのはそいつだからそいつに払わせろと言ってきたらしい。

 それでも無いものは出せない。じゃあどうするかとなった時にその依頼人が、こんな役立たずは冒険者にしてたら他にも迷惑が行く。だから奴隷になれ。とアホな理論を展開。もちろんそれを聞くギルドでは無くリリトを支援……するかと思われたが、そのギルド職員は依頼人から裏でいくらか貰っていたらしく、リリトの支援をせずに逆に奴隷商を手配する始末。

 そして奴隷にされたリリトは近くだとバレるからと、わざわざ別の街に連れて行かれ、そこで売られていたって話だ。

 何故そんなに詳しく話しているのか。


 それはリリトが簡単な荷物配達から一向に戻って来ない他の職員が調べた所、件のギルド職員と依頼人が居なくなっていて、おかしいと思い調査した所、少し離れた街のギルドから別の件で捕まえた盗賊がこの件を話していると連絡が有り、詳しく聞きに行って調べたらしい。

 盗賊も依頼人とグルで、後日荷物を返して報酬を貰おうとした所、依頼人に裏切られて逆に手配され、そして余所で盗みを働いてた時に捕まり、腹いせに盗賊がしっている事を全て白状した。依頼人やギルド職員がどこに行ったのかわからないが、現在も全ギルドにて手配中と。

 リリトには後でちゃんとした説明とギルドからの謝罪があるらしい。


 そんな事を聞きながら必要事項を書き終えて、暇人君と索敵君に話にあった二人を可能な限り探してもらう。

 え?何をするのかって?…………ハハッ。夢の国に連れて行ってあげるのさ。


 あ、ちなみに字は問題無く書けるし読める。

 この世界の文字で書かれているが、文字の上の方に小さくフリガナを書くように日本語も書かれてる……と言うより表示されてる?と言った方が近いか。書く時も書こうと考えた字がこっちの文字に変換されて薄っすら表示される為、それをなぞるだけでオッケーだ。

 ちょっと不便かもしれないが、自分で覚えられるしこれはこれで有りじゃないかと。

 そして書き終わった用紙をハリメさんに渡す。


「出来ました?…………ん?出身地が……オキナワ?聞かない場所ですね」

「かなりの田舎なので」

「そうですか。まぁ大丈夫でしょう」

 実際田舎だし。嘘はついてないし?大丈夫でしょ。

 その後はギルドの説明をされたが殆どリリトから聞いてた事なので割愛。

 ハリメさんはそのまま登録用紙を持って筋肉オヤジに何か言って奥に行った。

 カードを作ってくるらしい。


「よし!終ったみたいだな!じゃあ、テストも兼ねて模擬戦するか!」

 この模擬戦、ギルドに登録したての人が必ず受けるもので、一応拒否は可能。その場合は最低ランクからのスタートになる。

 模擬戦の結果次第でスタートランクが決まる。

 そして、普通はギルドの職員が相手をするんだけど今回はクソ爺が相手をする。

 まぁ、色々話してたし手間が省けて良いんだけど。

「では行こうかの」

「マホ爺手加減してやれよ!」

 筋肉オヤジとクソ爺と一緒に奥にある扉から訓練場に。

「がんばって下さいね!マスター!」

 リリトにこう言われれば全力で相手をしないとね。

 手加減したら相手に悪いし?仕方無いよね。

また遅れました。今回は言い訳を。

仕事に忙殺されてました。

休みが削れる削れる。

笑うしかなかったですね(;´∀`)

次も早目に投稿します。年内には確実に。


そろそろクリスマスですね。

自分には関係ないイベントですけど。

皆さんが幸せなクリスマスを過ごせますように。


…………バクハツシロ


では、お読み頂きありがとうございます。

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