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神様の誕生日  作者: スマイリー
18/77

第17話 衣装チェンジ&テンプレって感じ

大分遅れました。

 服屋に向って歩いてるが、この街は商業区とか市街区なんて分け方はされていない。

 現代みたいにお店と住宅がバラバラにある。

 適当に買い物した時に聞いたら、その方が効率が良いかららしい。

 一応この街の東西南北、それぞれの出入り口に向かう大きな道はメインストリート、もしくは商店通りと言われていて、色んなお店が軒を連ねている。

 この街は基本的に、住居は職場のすぐ近くにするのが普通らしい。


 商店通りのお店も3階建て以上の建物が殆どで、1階部分をお店として、2階以上が従業員の家になっている。

 もし、転職した場合はどうするのかと言えば、新しい職場の近くに引っ越す事になる。その際の引越し費用などは街が負担してくれるシステムになってる。

 まぁ、社畜の為の街って感じだ。

 寝る時以外は仕事……俺なら2日で辞めるな。うん。

 今向かっている服屋は街の北側の商店通りにある。

 冒険者ギルドは比較的北門の近くにある。

 そして、目的の服屋に着いたんだが……。


 建物がかなりデカイ。冒険者ギルドも結構デカイがそれよりも2周りほどデカイ。

 基本は石造りで5階建て。1階と2階が店舗、3階が倉庫兼作業場、4階と5階が従業員用住居。

 1階は比較的安い服で、2階が高級系。オーダーメイドの場合は3階と、用途もハッキリしていて分かりやすい。

 ……案内板にそう書いてあるからな。

 さらに驚いたのが、店主のフクさんがマトモな人だった事だ。

 大概、こんな感じの服屋の店主と言えば、ムキムキのお姉さん?お兄さん?……両生類?を想像してたのに、ビシッと燕尾服を着こなしたイケメンオヤジだった。マジカッケー。


 髪は元から白いのか白髪をオールバックにしていて、イカした口髭と顎髭、体も鍛えてるのか引き締まった細マッチョ。

 歳は恐らく30代前半位だろう。

 そんなイケメンが店に入った俺達を見て、「いらっしゃいませ」とか言いながら優雅に一礼して「本日はどの様な服をご希望ですか?」なんて言われたら同性の俺でも惚れる。むしろ掘られても良い。

 動き一つ一つに気品があって、それでいて自己主張せずにスッと控えてる感じ。

 いやー、マジパネェ。アホっぽい事しか言えないけどマジパネェ。

 一瞬圧倒されたけど気を取り直して。


「俺の普段着と一張羅、リリトの普段着とドレスを。普段着は動きやすくて頑丈な物が良い。一張羅はタキシードか、燕尾服が有れば。リリトは自分でどれが良いか決めといで」

「畏まりました。では最初にサイズを測らせて頂きますが宜しいですか?」

 フクさんとリリトにそう伝えると、どこからともなくスッと女性の店員さんが現れ、リリトの近くに立つ。

「あ、あの、マスター?ホントに良いんですか?」

「もちろん。普段着は何着か選んどきなよ?」

「はい!ありがとうございます!じゃあ行ってきますね」

 やっぱり女性は買い物が好きなのか嬉しそうに女性店員さんと一緒に奥に行った。

 さて、こっちはこっちで色々見て回るかね。

 まず案内されたのは3階、採寸した後に色々見繕ってくれるらしい。


(おぉ、こんなのまであるんだな)

(誰が着けるの?こんなネタ枠)

(ネタ!?)

 うん。ネタ系は黙れ。

 そこにあったのはかなり……いや、無茶苦茶?奇抜なピエロ衣装だった。

 他にも何レンジャー?って感じの色分けされたピエロ衣装が。

 ピエロって人気なの?こんなん着た奴見たら近づきたく無いわ。

 …………もしかして貴族ってこんなん着てるの?そうだったら知り合いになりたくないわー。マジ無いわー。

 俺は普通の服を買おう。


 …………………………!?


 その時ニールに電撃が走る。

 俺、今異世界に来てるんだよな?

 なのに何で無難にいこうとしてんだ?

 この世界じゃ魔法が普通にある。

 なら、地球じゃ痛いコスプレしても問題ないじゃないか!

 よし、俺の中に眠る中二病を全力全開で発動だ!


「……すいません、フクさん。こんな感じのはありますか?」

 その後、目当ての服を探したが無かったためオーダーメイドで注文。

 適当にシャツとズボンを買って一階でリリトを待つ。

 注文した時にフクさんが楽しそうにしてたから理由を聞いてみた。

「こんな斬新な服は初めてでして。やはり、新しい服を作るのは楽しいですよ」

 職人だった。

 名前を馬鹿にしていた俺を殴ってやりたい。それぐらいカッコイイ。

 服が出来上がるのが5日後と言っていたのでその時にまた来るとしよう。


 1階でリリトを待つこと暫く。

「お待たせしました、マスター」

 着替えも済んだのだろう、新しい服に着替えてリリトが立っていた。

 何というか……メッチャ似合ってる。

 やっぱスカートよりズボンだよな。

 俺の注文通り、下はスラックスの様な長ズボンを履いて、上はシャツを着てその上からビジネススーツの様な黒い服を着ている。

 ……うん。スーツ最高。

 学校制服も良いしニーソからの絶対領域も捨て難いけどやっぱスーツでしょ。


 なんてったって、体のラインがハッキリしてるし、たまに薄っすら浮かび上がるパンツライン!

 シャツは下着が薄っすら。これこそチラリズムだと思うわけですよ!異論は認める。

 いやー、可愛い子のスーツ最高です。しかもメガネと来たらもう……ありがとうございます!


「あの、マスター?似合いませんか?」

 いかんいかん、ちょっとトリップしてた。

「いや、メッチャ似合ってる。最高」

 後で防具として使える様にあの服改造しよう。

(お、スキル作っちゃう?)

(ヤっちゃう?)

(ネタ系は?)

 作成宜しく。ネタ系は要らん。

 嬉々としてスキルを作り始める暇人連中。

「ありがとうございます!他にも色々買ったんですよ!」

 こっちも嬉しそうにして、持っていた袋から別の服を取り出して見せようとする。


「あ、他のは後の楽しみに取っといて」

 今全部見てしまうのは勿体無い。

「はい。わかりました」

 まぁ、これで奴隷に見られる事は無いだろう。

 無事に会計も終わり、今度は冒険者ギルドに向かう。

 やっぱ異世界と言えば冒険じゃん?探検じゃん?て事でギルドに登録してバッシバシ依頼をこなしながら色んな街に行ってみようかと。

 リリトとお喋りをしながら歩いていると、目的のギルドに着いた。

 お決まりのテンプレ展開は有るのかな?と思いながらギルドに入る…………が、丁度中から人が出てくるとこだった。

 サッとドアの前から退いて道を開けて待つ。譲り合いの精神ですよ。


「おっ……と、すまんの」

 そう言って出てきたのは、凄くいかにもな賢者っぽいお爺ちゃん。

「いえいえ」

 返事をしたが内心、(賢者キタコレ!)と暇人連中とワイワイしてた。


「ん?…………お主、迷い人か?」


 お爺ちゃんになんか聞かれた。

 迷い人?迷子って事?別に迷ってないぞ?確かに人生の迷子と言えなくも無いけど。

「え?そうなんですか?マスター」

 話を聞いていたリリトもちょっとビックリしてるみたいだし。

 なんか別の意味が有るのか?お爺ちゃんに聞いてみよう。

「あの、迷い人って?」

「あぁすまんすまん。迷い人というのはじゃな、この世界以外からやって来た人をそう呼ぶのじゃよ」

 は?マジっすか!?何故にバレた!?


(さっきチョロっと《見られた》からねー)

 え?見られた?何を?てか、気付いたなら教えろよ索敵君!

(正確にはこっちのステータスを《見ようとした》かな?一応こっちのスキルで無効化したけど、それで気付いたんじゃない?まぁ、害は無いから良いんじゃね?)

 他人のステータスを見る事出来るの?このお爺ちゃん出会い頭に何してんの?変態?変態賢者なの?

「当たり、かの?」

 お爺ちゃんがニヤニヤしながら言ってきた。

 これ言っちゃっても良いの?


(問題ないよー。既に何人もこの世界に居るみたいだし。あ、でも神様の卵ってのは言わない方が良いかも)

 転生者や召喚者が何人も居るのか……ちょっとビックリ。

 つうか、何気に索敵君が色々詳しい。

 衛星探査使って色んな人のストーキングばっかりやってるからか?

(…………てへ☆)

 あ、コイツ認めやがった。

 おまわりさーん!ココに変質者が居まーす!……あ、コイツ俺だ。

 まあ、そんな事今は置いておこう。

「どうしてわかったんですか?」

 知ってるけど一応聞いておこう。

「いやなに、わしもちいとばかし魔法が使えるでな?気になった奴はステータスを見るようにしとるのじゃよ。で、お主のステータスも見ようと思ったら何故か弾かれたからもしやと思っての」

「ステータスって見れるんですか?と言うか、勝手に見ないでくださいよ。俺にそんな趣味は無いですよ?」


 全く。お爺ちゃん属性は俺には無い。誰得だよ。

「いやいや、悪いとは思っとるが癖みたいなものでな。わしもそんな趣味は無いから安心せい。勝手に見たのはすまんかった。ステータスはちょいと特殊な魔法が使えれば誰でも見れるぞ」

 そんな事を言いながらペコリと軽く頭を下げた。

 でも顔が相変わらず笑ってるのは何でだ?

「マスターって迷い人だったんですね」

「あぁ、この後教えるつもりだったんだけど。騙してたみたいでゴメンな?」

「あ、いえ!全然大丈夫です!ちょっとビックリしただけですから!」

(ニール、この爺さん食べたら駄目か?)

 スラメブルが何か物騒な事聞いてきたぞ?何?お前そんな趣味があったのか?


 スライムと爺さん……薄い本が更に薄くなるな。

(?どんな趣味かわからないが、この爺さん凄く美味そうだぞ)

 そうなの?スラメブルが美味そうって言う事はかなり強いって事?

 もしかしてマジモンの賢者?

「ふむ。立ち話も疲れるじゃろ?どうじゃ?中で話さないか?」

 ちょっと待って。色々話しかけられてもすぐに対応できないんですけど。

(スキル出来たぞー)


 あー!うっせー!ちょっと黙ってろ!今忙しいの!

 まず、スラメブル。このお爺ちゃんは食べたら駄目。

 リリト……は放置で良いや。

「中って、ギルドのですか?」

 お爺ちゃんから先に片付けてしまおう。

「そうじゃ。中には食事も出来る様になっとるからの。どうじゃ?」

 何でそんな嬉しそうにしてるんでしょうね?

 心の声見てみるか?


(ほっほ!コヤツが連れてる娘はなかなか可愛いのう!是非お近づきになりたいのじゃが、いかんせんこの坊主の奴隷じゃし、この子だけを誘うのはいかんしのー。にしても良い身体じゃのう!くぅー!わしが後20年若ければのう!いっそこのクソ坊主をヤッちゃって娘だけわしが貰っても良いかの?んー、しかしこのクソ坊主なかなかに油断出来ないし、背中に背負ってる武器も何やら嫌な感じがするしのぅ。わしの魔法を弾くなんぞ久しぶりじゃからな。お、そうじゃ!クソ坊主と手合わせしてみて、弱かったらそのまま事故って事にしてヤッちまうかの!そして残され、悲しみに暮れる娘に優しくして……むっほー!こりゃたまらん!さっさと頷けこのクソ坊主が!)


 なんか、ツッコミどころが多過ぎる。

 なに?皆心の声ってこんな感じなの?

 そしてこのクソ爺、俺のリリトを何視姦してんの?ちゃっかりステータスも見てるだろ?

 オッケー。向こうが手合わせを望んでるなら受けて立とう。

 このクソ爺にキツイお灸を据えてやる。

「わかりました。じゃあ中に行きますか」

「うむ。では行こうかの」

 クソ爺の後に続きながらふと、(ギルドに入る前に絡まれるのもテンプレかな?)と、どうでもいい事を考えた。

思った。一日が24時間て短くない?

別に48時間でも良いじゃんね?

……昨日上げる予定でしたが、さっき「あ、今日土曜日じゃん」と気付きました。

いやー、社畜は辛いっすね。

一日があっという間です。

まぁ、遅れた言い訳は他にもあるんですが。

あえて言い訳はしません!

マジ!スンマセンッした!!

次も半分ほど書き上がってるのでちゃんと上げます。


いつも読んでくれてありがとうございます。

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