可笑しな夢見るイタいチキン。
初作品の上、投稿速度がスローですが温かい目でお読みください!!
パラパラ…とページが捲れる音がした。
微かに聞こえてくるのは、そんな音と誰かが泣いている気配。
なんで泣いているの?、って聞きたくて仕方がないけど、何故だか目も開かないし声もでない。これが噂の金縛りか!?マジか、オバケが近くに居るのか!?捕まえて友達になってもらおうかなぁ。私、話し相手と言えばルキア様（猫）しかいないからなぁ、嬉しいよぉぉぉ
……いや、待て。それはあまりにも悲しいぞ。此処はやっぱり、オバケさんのお仲間も紹介して貰うしか……。
いや、待て待て待て!!問題は私の友達事情では無い。この状況だ。何故、こんな事が起きているのかだ。
まさかの私が死んだとか?んで、それのお葬式で人が泣いてくれているのか?
そんな筈はない。私は図太く生きてるし自殺はしてない。誰かに殺された覚えも無い。
と、すれば答えは一つ。
（なんだ、夢か。）
単純な事だ。うんうん。私も遂に可笑しな夢を見るようになったか…。………ルキア様に慰めて貰おう。
三神 みらの(16)。可笑しな夢を見ました。
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「でねー、そんな事があったんですけど、ルキア様はどう思いますか?」
今日も美しい黒い艶のある毛並みのルキア様にお供え(キャットフード)をしながら、相談にのってもらう。
「にゃー。」
「そっかぁ、そうだよね…。やっぱり日々のストレスが原因だよね…。」
「にゃー、にゃー。」
「ん?偶には言い返せって?ルキア様はご存知だとは思いますが、私はチキン野郎なので無理なんですよ～!!あいつ等は人の皮を被った鬼共で、私は人
の皮を被ったチキンなんですよ～」
こうやって床に転がりながらルキア様と会話をしているが、因みに一方通行だ。……………………………いや、イタい奴だなって改めて思うよ。
誰かに見られていたら恥ずかしすぎて、自分で穴を掘って死んでしまうよ。これぞ、一人暮らしのなせる技。
流石、癒やしのマイホーム。地獄の学校とは大違いだね!!!
