キョウダイ
「明奈、こちら榊遥香さん。父さんの再婚相手だよ」
「榊遥香です。よろしくね、明奈ちゃん」
声が上手く出ない。かすれた声で返事したくない。
とりあえず頷く。
その後もいろいろ話していたけど、頭に入ってこなかった。どうしてだろうか。再婚がイヤ?まさかね。
「苗字は榊にしようと思う。明奈、いいかな?」
自分の名前に反応する。苗字とか、どうでもいいじゃん。何でわたしに聞くの?
「父さんがそうしたいなら、それでいい」
「・・・そうか」
父さんはたぶん気づいた。わたしが機嫌悪いことに。
「キョウダイになるわけだし、明奈ちゃんと侑斗2人で話してみたら?」
遥香さんが提案する。キョウダイね・・・。
`侑斗君`のほうを見れば彼は下を見ていて。
彼の無表情に驚いた。肌の白さがその表情を引き立てている。
溜息をついて、わたしのほうを見ると少し面倒くさそうに
「外に出るか?」
と言った。
うん。なんか、そんな感じで一緒に外に出たよ。
なんか、もうヤダ。
「誕生日」
誕生日?
「俺が兄か、あんたが姉か」
「誕生日聞くって事は・・・同い年ってこと?」
「頭は悪くないみたいだ。そういうことだよ」
はい、上から目線ー。なんだコイツ。
「12月3日」
「・・・1日違いで俺が弟だ」
わあ、お姉ちゃんだってー。
まじか。
侑斗君のキャラが定まりません。どうしたものか・・・




