血も涙も努力もいらない。ステータスを開けば、そこはモテるためだけの楽園だから。
掲載日:2026/02/01
「血の滲むような修行? 涙を呑んでの別れ? 冗談はやめてくれ。ここは令和の異世界転生だぞ」
「ステータス、オープン」
言い慣れたアホみたいな言葉を恥ずかしげもなく放つ俺。
半透明のウィンドウが浮かび上がる。そこには『HP:無限』『MP:測定不能』という、もはや数値として機能していない文字列が並んでいる。俺は慣れたエロい手つきで魅力の項を限界突破するまでスライドさせてゆく。
するとどうだ。
目の前で火を吐こうとしていた雑魚魔王のペット火竜が、俺を見た瞬間に頬を赤らめ、「キュゥ〜ン」と甘ったるい声を上げた。絶望していたはずの村の女たちや、さらには重傷を負ったはずの女騎士までも傷が治り、頬を染めて俺の元へと駆け寄ってくる。
「これが絶賛令和転生の俺の戦い方だ」




