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4. 大失敗

~前回のあらすじ~


 天界・選別局で働く新人天使のフェリアはあわてんぼう。失敗はいつも先輩天使のエルに助けてもらっている。そんな彼女はエルの仕事を手伝うために、エル管轄の受付に立っていた。まもなくして、「・・・ここはどこだ。」と尋ねる死者に対して、深く考えずに契約を交わすのであった。

「じゃあ、早速システムを紹介しま・・・!」


 いつもの前口上を言おうとするが、死者さんの顔を見た瞬間全く身体が動かない。なんなのよ、この人の威圧感は・・・


「・・・ここはどこだと言っている。」


 背丈は2mを超え、声は殺気を感じる低さ。眼光は鋭く、私のすべてを見通しているように感じる。赤ひげを蓄えたこの男、間違いなく超VIPだ。・・・私はとんでもないことをしてしまった!


「あ、あの~。あなた、もしかして超VIP?」


「・・・何を言っている。」


 怖すぎる!やっぱりそうだ、絶対そうだ!どうしたらいいんだろう、エルさんになんて言えばいいのかしら・・・


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


 しばらくして、エルさんは天国の門から帰ってきた。


「フェリアちゃんありがとうね~。・・・あら、この方。失礼いたしました~。では、早速契約を~。」


 エルさんは契約の前口上を述べるが、もちろん何も反応しない。


「あ、あの~、エルさん?へへっ・・・。」


 エルさんは全てを察したようだった。


「契約する前はあれだけ事前に確認しなさいって言ったでしょ~!!!」


 いつも優しいエルさんも今回ばかりは怒りを隠せていない。


「・・・仕方ないわね~。契約は取り消しできないし、書き換えも難しいわ。私も手伝うから、超VIPの調査頑張ってちょうだいね~」


 超VIPの調査はベテランでも難しい重要任務の1つだ。新人天使の私に任せられる任務ではないが、やってしまったものは仕方がない。ここをしくじってしまえば次のお仕事はなくなってしまう。そんなの、イヤだ!


「本当に申し訳ありませんでした、お詫びのしようがありません!しかし、私1人の力ではどうしようもありません。どうか、よろしくお願いします!」


「うんうん、よくできたわ~。ここを乗り越えれば必ずあなたの力になる!」


 こうして、超VIPの調査が始まった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――


            死者に関する調査報告書


      4級天使フェリア 死者バルバロスの略歴を記す。

        その際、1級天使エルの補助を要した。


 星領暦 1289年 共和国ヤラハにて、宮廷料理人の息子として誕生

      …

 星領暦 1306年 第1次ポロネ戦争に従軍、軍人として頭角を現す

      …

 星領暦 1308年 第2次ポロネ戦争に従軍、陸軍少尉として30人を指揮

      …

 星領暦 1315年 少佐に昇進し、妻・メルと結婚

      …

 星領暦 1327年 妻・メルと死別。軍を辞する

      …

 星領暦 1330年 共和国ヤラハを征服。ヴェルスト帝国を建国

      …

 星領暦 1335年 貧民街にて、ブルートを義理の息子とする。

      …

 星領暦 1342年 義理の息子・ブルートの手によって暗殺

取り返しの付かない失敗をしたものの、先輩の助けを得て何とか調査は終えたようです。


「面白そう!」「今後が楽しみ!」だと感じて頂けたらブックマークと★での評価、読んだ感想をよろしくお願いします!

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