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第七話 決勝戦①
そして迎えた決勝戦。
多くの者がアンのパーティーの敗北を予想していた。
候補自ら試合に出るという愚かさから多数の仲間を失い。
それにもかかわらず未だに試合に出ている。
今までは運よく逃げ回っていただけで強い仲間のおかげで勝てたが。
今回はさすがに分が悪い。
そして仲間までが不審な行動に出た。
二人の仲間はソーニャ、フラミー、エルリャを倒した後は手を休め。
アンとジェイミーの戦いを見守っている。
「なんだなんだ!」
「仲間割れか?」
「裏切りか?」
「報酬が尽きたのか?」
王宮とは違い、多くの民衆が見守る中。
そんな言葉が飛び交った。
「なあ!」
「どうなると思う?」
「どうなろうと問題はない!」
「だが!」
二人の仲間は静観している。
ジェイミーは確かに強敵よ。
「でも、必殺技は疾風九連撃だから!」
ゲームの場合。
相手のHPゲージのMAX以上にダメージを与えても意味がない。
強ければ一撃で事足りる。
だから三人でそれぞれが一度にかかれば。
無難に勝てるはずだった。
「でもね、多分私に敵を討たせようとしてるのよ!」
「運命が!」
ステータスの変化に気が付いたのは二人を仲間にした後だった。




