表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

異次元と現代の交差地点

作者: けにゃタン

私が大学だった頃の不思議だった体験の話をしようとおもいます。


私の家は田舎で山が多く車も然程走ってない場所でした。

その頃、一時期ママチャリでサイクリングすることにハマっており週に1回は地元を走り回ってました。


ある程度、地元を走ることに慣れ飽きてきた時

ふと、地元の山に登ってみようかと思いました。


次の日曜の朝4時に出かけるように前日から支度をし夜10時に就寝したのを覚えています。

その時は冬でかなり寒かった記憶があり

かなりの厚着をして弁当をママチャリのカゴに入れて出発しました。


山までは片道1時間はかかる距離で結構きつく

防寒着が邪魔になる程、汗をかいた。


空が白けはじめたとき、ようやく目的地の池まで辿りつきました。


池には寒さもあり湯気が立っていたが其れがまた良い風景でした。


近くのベンチに座り風呂敷を広げオニギリとウィンナーというありきたりな弁当を食し写真をとりました。


そろそろ帰るかなと腰を上げようとした時、視界に薄っすらと獣道があるのに気づきました。


「なんだろう?ちょっと冒険してみるか?」


と言ったことを覚えております。


獣道の横に生えている枯れ木とかを避けながら

進み20分くらいだった頃だろうか


目の前には身に覚えのない場所が広がっていた。


「こんな場所あったっけ?珍しいな!」


と言ったとおもう。


目の前には広大な田んぼらしい田園と

一軒のボロボロの木造家屋があった。



「さがせばあるんだな!今度、従兄弟に教えてやろ!」


といって散策してみたが何か気持ち悪い。


言葉に表せないけど気持ちわるい。


早急に立ち去るべきな気がしたので獣道から帰っていった。


出口にでると自転車に跨り家に帰っていた。


帰宅時、昼の12時くらいだっただろうか


昼飯中の親に質問した。


「こんな場所あったっけ?しってる?」

と質問したが

「しらないなぁ。地元の山でもこんなのないぞ!

勘違いだろ!」

といって嘲笑われた。



翌週、従兄弟が家に来たので面白い場所を教えるといって朝方、自家用車で目的地まで走っていった。


車では20分くらいでついた。



目的地には広い池があった。

「従兄弟くんよ!ここが俺の見つけた場所だ!」


「普通のいけやん?」


「ところがどっこい!この向こうには広大な田んぼがあるんだぜ!この獣道とおると!」


といってその道を探すと獣道が確かにあった!


従兄弟と俺は獣道を歩いていった。


「あれ、この先なにもないんだけど。え?え?え?」


「なにもないじゃん!ただの空き地だよ!」


「うそじゃねぇし!先週見つけたんだが。」


しかし見渡す限り空き地だった。


それからずっと探してるが未だに見つからない。


ただ、久しぶりに行ってみたが不思議なことに

池はあるのに獣道すらなくなっていた。



獣道って勝手に移動するんだっけ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ