出会い
つまらないかも知れませんがよろしくお願いします。m(_ _)m
僕はいつも一人だった。
ものごころついたときから一緒。
別に誰もいなかった訳じゃない。
両親もいた。
友達もいた。
しかし、気がつけば誰もいない。
両親は仕事がうまくいっているのか、外国にいっていることが多い。
友達は僕が小学生の時の転校でいなくなった。
それからは人との楽しい思いではない。
要約すると僕は空っぽだ。
このままずっと同じだと今も思っている。
そう思いながら僕は十六歳になっていた。
もちろん友達は作っていない。
作らなかった
だから今日も帰りの電車は一人だ。
いつも一人で音楽を聴いたりゲームをしている。
やっていることは普通の高校生と同じ。
ただ一人というだけの話だ。
帰りの電車でゲームをしているとゲームの画面に見知らぬアカウントから
『対戦しませんか?』
と来た。
僕は何も考えずに
『はい』
と言った。
結果は全勝だった。
最寄り駅についた僕は相手に挨拶もせずに帰った。
『明日もやりますから!』
とその人は挑戦状を送りつけてきた。
それから一週間。
毎日のように勝負の催促が来た。
無視をしていても毎回メールが来るたびになる電子音がうるさかった。
普段ひととかかわらない僕にとっては苦痛だった。
ノイロウゼになりそうだ。
僕は相手に
『会って話をしたい。』
と送った。
僕は早くいつものように戻りたいという一心でその人を探した。
すると後ろから声をかけられた。
振り向くと僕と同じくらいの年の少女だった。