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第81話「先制攻撃」

最後の話をしてから1日後。


修哉と行長はリムジンから降りて、目の前の建物の前に立つ。


(さて...今日の話じゃ喋るつもりはないけどできるだけ目立つように、そして油断ありげに行動しよう)


「行長様、修哉様。こちらです」


数人の黒服のボディーガードたちを共にし、修哉と行長は協会の中に入っていく。


辺りは突然のことに驚き、どよめいているがこちらに干渉しようとする気配はない。


そのまま行長が受付の前に立つと、こう言った。


「ここの副会長、福山武成に伝えろ。藤原行長が面会を求めていると」


受付の人は突然のことにとてもアワアワしながら「は、はい!」とだけ言って奥に下がっていった。


(慌てるだろうなぁ...まぁこっちはそれが狙いなんだけど)


受付の反応からして副会長とやらも慌てるだろうと修哉は頭の中で考える。


アポを取らずに財界を牛耳っている藤原行長が突然協会に訪れるという暴挙を許したことには理由があった。


それは予想もできないことで相手の動揺を誘うことである。


行長に聞くところによると協会の副会長、福山武成はいわゆる社畜と言われる人物らしい。


上の人間のように腐っているわけではなく、むしろそいつらを恨んでいるが、下の人間のこともあって辞めることもできない。


(苦労している中間管理職といったところかな?....彼はかなりのやり手らしいけどあまりのストレスの時は割と内心が顔に出るらしい。哀れではあるけど、彼にはストレスを感じてもらわなきゃいけなかったぽいからね)


別に福山武成単体に向けてではなく上層部にダメージを受けてもらうためにやることなのだが、結果的に彼に影響が一番いってしまうというのは南無と言うしかない。


この作戦は動揺を誘うという点においては申し分ない。


そして、修哉がついている限り行長や他の人たちが傷つくということは絶対にない。


(正直あの骸骨(スケルトン)のこともあって、絶対ってわけじゃないけど...兵器による攻撃は俺が対処できるから探索者以外の人間に何かされるということはない)


そんなことを考えているうちにバタバタとした音が近づいてくる。


(先制攻撃は成功...かな?まぁ俺は自分の役割を果たそう)


修哉は然るべき準備をして、相手が出てくるのを待つのであった。

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