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ダンジョンのある世界で今日も俺はガチャを回す  作者: ハンムラビ法典
第1章「そうだ、ダンジョンに行こう」
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第8話「翌日の学校で」

修哉が『火炎魔法』のスキルを手に入れた後、家族が帰ってきてダンジョンはどうだったのかと聞いてきたが修哉は適当に誤魔化した。


赤城家は「何をやるのも自己責任」という家訓があり、その代わり探索者になるという命に関わる職業につくことに対しても寛容だった。


なので簡単に探索者になれたが、こういうときは正直に話すこともできないため大変だった。


そして翌日、修哉はげっそりしたまま学校に向かった。


教室につくとすでに健二がいた。


「どうした?疲れてるみたいだが」


修哉がげっそりしていることに気づいたのか健二はそう聞いてくる。


「昨日ダンジョンに行ってみたんだよ...それで疲れてな」


修哉は嘘ではないが本当でもないことを言って誤魔化す。


「マジか。ダンジョンってそんな大変なのか」


健二はその言葉を信じたのかそう言ってくる。


「いや、まぁな」


(あのスクロールが何円すると思ってるんだ。ちょっと調べてみたけど本物だった場合は最低で数十億ドル、つまり日本円で数千億ってことだぞ....)


昨日修哉はドキドキしながら『火炎魔法』のスキルの値段を調べたところ日本円で数千億という金額が出てきて修哉は腰を抜かした。


(あれ見て疲れないはありえないだろ...)


昨日の修哉はそんなスキルスクロールを自分が使ったことに驚きやもったいないという感情などがあふれ大変なことになっていたのであった。


修哉は机に座って辺りを見渡す。


するとデジャブのような光景が修哉の目に入った。


「健二、あれはどうしたんだ?」


修哉は人だかりができている場所を指さしてそう言った。


「ん?いやあいつがいい能力を手に入れたって話でな、さすがに詳細は言っていないらしいが」


健二は修哉の質問にそう答えた。


修哉が向こうを見ると確かに人だかりの中心となっているのはあの坂巻だった。


(素直にいい能力だって言えたらどれだけ良かったか....)


修哉は普通に自分の能力を自慢できる坂巻を少し羨ましく思った。


すると健二は修哉が今触れてほしくない話題を聞いてきた。


「そうだ!そういやお前の能力はどうだったんだ?ダンジョンに行ったんだろ?」


(うっ!なんでそれを聞いてくるんだ!)


修哉は本当のことを言うわけにもいかないので適当に言って誤魔化すことにした。


「ま、まぁまぁだよ...多少の小銭稼ぎにはなりそうだ」


それっぽいことを言って誤魔化す。


「ほーん、そうなのか」


どうやら健二を誤魔化せたようだった。


(健二が単純で助かった...深掘りされたらどうしようもなかったからな)


そうこうしているうちに授業が始まるようだった。


こうして今日もいつも通り日常が続く。


『ガチャ』がこの日常を大きく変化させることには誰も気づかずに。


Tips:『能力』

ステータスに表示された項目の一つ。ステータスが手に入った時点で表示され、人それぞれで与えられる能力が違う。武器や魔法の扱いが向上するシンプルなものや、いくつかの力が統合されたようなものもある。基本的には同じような能力が与えられるが稀に特殊な能力を手に入れる人物も存在する。現在日本のトップ探索者である安藤大輔あんどうだいすけもその一つとされていて正確な名前は公表されていないが、本人の言動などから幸運などの効果を持つ能力だと考えられている。



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