第57話「2度目の探索者生活」
入学式が終わったあと、前のように話しかけてきた健二と少し話して、家に戻った。
そして家に戻って普段着に着替えると正式に探索者となるためにここ一年の間で急ピッチで建てられた探索者協会に向かう。
(行長さんが言ってたことを鵜呑みするのはあれだけど...あの安藤大輔を野放しにしてたってことは上層部が腐ってるってのは嘘じゃないだろう)
確かに今の修哉の強さはおそらく世界一といってもいい。
モンスターには苦戦するが、前週のダンジョンの最高到達記録が56層なことを考えると人相手に負けることはないだろう。
だが、修哉の探索者協会に対する印象はあまりにも悪かった。
上の人たちが汚職をしているだけならまだしも自分惜しさに犯罪者を野放しにするのは違う。
そう考えたため、修哉はここ一年で新しく手に入れたスキルなども駆使しながら1人でダンジョンを攻略していた。
とはいえ高校に入ってさらに時間が縛られる以上、今までのようにコソコソやるわけにもいかない。
あくまで買取に出すものは低階層のものに留めておけばバレることはないだろう。
そんな訳で修哉は協会へと入っていった。
◇ ◇ ◇ ◇
手続きは驚くほど簡単に終わった。
武器の貸し出しをやんわりと断り、協会を出る。
(前なった時よりも雑というか...まぁいいや。これで入ってることがバレても何も言われない。それだけのために来たんだから、これ以上なんか言う必要はない)
そのまま一度家に戻った。
◇ ◇ ◇ ◇
家に戻った修哉はもっとスムーズに攻略が進む方法を考える。
「仲間が必要ってのもそうなんだけど....俺と一緒に戦える人がいるのかって言う話なんだよな」
現在修哉は大量のモンスターに苦戦していた。
そのモンスターを対処するために人数が欲しいのである。
が、そのモンスターたちは修哉にとっては雑魚といってもいいが、それでもオーガぐらいの強さはある。
「何かないかなぁ....」
ピンポーン
悩んでいると1階で音が鳴った。
「うん?なんだ?まだ誰も帰ってくるはずないんだけど」
下に降りてピンポンを押してきた相手を見る。
『あの....すいません。少しいいですか?』
「....え?」
インターホンを鳴らしたのはなんと藤原だった。
よくわからない状況に混乱するがとりあえず藤原を部屋に入れるのであった。
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