第54話「危険物の有効的な活用方法」
※この作品は危険行為を推奨するものではありません、主人公は周りへの被害が少ない場所、そして自分の強化された体なら耐えられるときちんと確認してから行なっています。
ダンジョンが出来たところで修哉の生活がそう大きく変わるものではない。
これは前の経験からわかっていたことである。
もちろん修哉がダンジョンに潜ったことで多少は変わっているだろう。
しかし、その件に関しても家族は特に踏み込んでこなかったし、学校の方も病欠扱いになっていただけで特に問題はなかった。
「ダンジョンから抜け出した時に顔を見られた可能性はあるけど...こっちに手を出させなければいいだけの話だしね」
自衛隊と鉢合わせしたのは完全にミスだが、今の修哉はおそらく銃を撃たれたとしても死なない。
そこまでの心配は必要ないはずだ。
「...さて」
歩きながら考え事をしていた修哉は目的の場所についた。
物陰に隠れてその場所を見る。
「やっぱりいるな、ダンジョン前に...」
そう、修哉が来たのはダンジョンだった。
いつも通り入りたいところではあるが、入り口の前にいる自衛隊がどうしても邪魔になっている。
(本格的に入れるようになるのは1年後なんだけど...そのころ俺は受験シーズン、陽菜さんがあの坂巻晴人に襲われても困るし、同じ高校に入りたい。つまり今のうちにダンジョンの攻略を進めておきたい)
適当な高校に入ってダンジョン攻略に専念するという方法もありではある。
けれどもそれでは陽菜が坂巻晴人とその取り巻きに襲われた時に何も出来ない。
パーティーだったよしみもあるし、助けられるなら助けておきたい。
そう考えた修哉は、勉強の争いが激しくなる前にダンジョン攻略を進めることにした。
そして、一度戻ってきてから数日後にまたダンジョンのところに来たのである。
(今回はあの人たちをひきつける策がある)
修哉はダンジョンに侵入するためにある策を用意してきた。
修哉は景品倉庫からペットボトルと液体窒素を出現させる。
(危ないのはわかってるけど....粉塵爆発をさせるのもまずいからな...)
液体窒素を本当に少しだけ入れてそれに水魔法で水をかける。
「ボンッ!!!!!!」
その瞬間とてつもない爆音と衝撃が起こる。
(ぐっ...うるさい!でもこれで...)
「何だ!?」
「何が起こった!?」
爆音を聞いた自衛隊の隊員たちは音のあった方、つまりこちらへと向かってきている。
(チャンス!)
修哉はバッとかけだすとダンジョンの中に入っていくのであった。
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