第50話「突入」
巻き戻ってから3日が経った。
修哉はダンジョンが出現するはずの場所で待機していた。
(あと5分....あと5分で発生するはず)
1週目でダンジョンが発生したのは12時ちょうど。
今は11時55分なので本当に巻き戻ったのならあと5分後にはダンジョンが発生するということになる。
少し待ち、あと10秒ところまでいく。
(10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、....0!)
スマホの時計の表示が12時に変わった瞬間だった。
あの時あったような地響きが鳴り始める。
「来た...!やっぱりそうだ!」
前を向くと何かがせり上がっているのが見える。
しばらく地響きが続き、前の建物が完全にせり上がったところで止まる。
修哉の前にはいつも入っていたあの洞窟が現れた。
「よし..!謎を解き明かして...ダンジョンで今度こそ俺が死なないために!やるぞ!」
周りに人がいないことを確認して剣を出現させる。
そして腰につけるとダンジョンに突入するのであった。
◇ ◇ ◇ ◇
意気込んだのはいいものの、結局やるのはいつもと変わらない。
1層にある転送陣を利用し、まず10層まで向かう。
そして再びボスのいる部屋につながる大きな扉に立った。
「さて...まぁ多分余裕だとは思うけど、陽菜さんはいないし気をつけていこう」
扉が開き、修哉はその中に入っていく。
やはり何も変わっていない、目の前からオーガが現れた。
「ガァァァァ!!」
「....灼熱」
無言で使い慣れた火炎魔法を撃つとオーガにそのまま直撃する。
「ガァァア!!!」
オーガは体が焼けこげ、そのまま地面にのたうち回ったあと、消えて宝箱と魔石だけが残った。
無言でそれを回収する。
(確か俺のいた10台の層は草原や森のステージが広がってるはずだった...それなら一旦20層を目指して進もう)
そう決めると修哉は11層への道を進んでいったのであった。
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