第46話「賭け」
安藤は血で染まった剣を修哉に向かって振り下ろしてくる。
ガンッ!!!
剣と剣がぶつかり合って、鈍い音が響き渡る。
鍔迫り合いを行い、一旦距離をとる。
(手が痺れる....やっぱパワーに差があるから厳しいな...)
そんなことを考えていると安藤が魔法を唱える。
「灼熱ォ!」
すかさず修哉も唱える。
「灼熱!」
お互いの魔法がぶつかり合う。
だが、修哉の魔法が押し負けてしまい、安藤の放った魔法の一部がこちらに飛んでくる。
咄嗟に避けられず、少し当たってしまい、服に火がつく。
「アチっ、やばい早く....水球」
修哉は慌てて水魔法で消火する。
「隙有りだぜぇぇ!!!」
その隙を狙い、安藤が修哉めがけて切り掛かる。
「かはっ...!」
修哉は必死に避けた。
だが、完全には避けきれなかった。
腹に一筋の傷が入り、焦げた服に血がにじむ。
「ヒ、ヒヒヒ....まずは1発。もっともっと苦しめ!」
その後は酷かった。
傷ができたことによって、修哉の動きは精彩を欠いていく。
そのまま安藤を止められないまま、修哉の体はボロボロになっていった。
修哉は地面に倒れる。
「ざまぁみやがれ!俺をここまで追い込みやがった罰だ!」
安藤は修哉の姿を見てそう嘲笑う。
修哉は何かないかと必死に考える。
(クソ、何かないのか!?このままじゃ殺されてしまう!何かないか............あ)
そして一つ思い当たった。
(あの「チケット」...何が起こるかわからないって書いてあったけどもうやるしかない!)
修哉は「チケット」を出現させて、力を振り絞り叫んだ。
「使用する!」
そう言った瞬間、修哉は光に包まれる。
「なっ!お前何しやがった!?待ちやがれ!」
「ざまぁみろ...」
修哉はそのまま光に包まれていなくなる。
草原には安藤1人だけが取り残されたのであった。
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