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第38話「深まる仲」

「ガチャ....ですか?」


藤原にはあまり能力について伝わっていないようだった。


「そうガチャ。簡単に言うとゲームとかでガチャを引くとかあるのわかる?何回まわしたらレアなものが当たるみたいな」


「....やったことはないけれど、聞いたことはあります」


「まさにそれみたいな能力。モンスターを倒して手に入ったそれ専用のポイントを使ってガチャをする、それだけの能力だよ」


「なるほど、では私を助けてくださった時に使った魔法もガチャから?」


「...そうだね、別に俺が努力して手に入れたとかそういう訳ではない。たまたま手に入った能力でオーガを倒せただけだよ、失望してくれてもかまわない」


この話をするにあたって修哉は最悪彼女との関係が冷え切ることも覚悟していた。


だっていくら人助けをしたといっても、それは運で手に入れた能力を使っただけにしか過ぎないのだから。


それを黙っていたのだ、少なくとも何かしら言われるだろう。


「何を言っているんですか、私はあなたが強いからパーティーを組んだんではありません!」


しかし藤原の反応は違った。


「え....」


「もしかして本当に何か言われると思ってたんですか、もちろんパーティーを組んだはじめはそんな気持ちもあったかもしれません。でも今は違います、修哉さんと一緒に過ごすのが楽しいから私は組んでいるんです!」


藤原はそう言い切った。


(そうなのか....失礼なこと言っちゃたな...)


修哉が思うよりも藤原は自分のことを大事に思ってくれているようであった。


「...ごめん、失礼なこと言っちゃって」


「大丈夫ですよ、修哉さん。こんな状況ですけど頑張っていきましょう!」


「そうだね!」


修哉と藤原の距離が少し縮まった気がした。



「....ところで何ですけど私のこと陽菜って呼んでくれませんか?」


「どうしたの?急に」


「私だけ苗字で呼ばれているので今回のことをきっかけに名前で呼んでほしいなと..」


(う〜ん、さすがに呼び捨ては気が引けるしな....そうだ)


「わかった、これからもよろしく。陽菜さん」


「っ...!よろしくお願いします!」


....実際はもう手遅れなところまで来ているが。

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