閑話「藤原家の女」
この話で閑話は終了です。
人物紹介を挟んだ後、2章に入ります。
あとこの話は短めです。
藤原家本邸にて。
藤原陽菜は自分の部屋でベッドに横になっていた。
「はぁ...修哉様....」
陽菜は彼の名前を呼ぶだけで体が熱くなっていくのを感じた。
先ほど父親に彼が自分とパーティーを組むことに関し、了承したことを聞いて興奮を隠し斬るので精一杯だった。
もしかしたらバレていたかもしれないが、関係ない。
......昔から母親に言われていたことがあった。
「いい、陽菜?結婚したい、一生過ごしたいと思う人が現れたらその人は絶対逃しちゃダメだからね?
でも一気に距離を詰めてもダメ。少しずつ近づいていって逃げられないようにするの。そうやって私もお父さんを捕まえたんだから」
その時父親が苦笑いしていたのは覚えていた。
とはいえ彼が現れるまでは陽菜もその言葉を本気にすることはなかった。
しかし彼に助けられた時、陽菜は感じた。
彼だと。
そう感じた時から父にお願いして彼とパーティーを組めるよう手回しをしてもらった。
(.....ちょっと強引だったかな?でも彼もいいって言ってくれたし、お母さんも褒めてくれたし大丈夫だよね?)
陽菜はこれからのことを考えて自然と微笑む。
「ふふっ....逃しませんからね、修哉さん?」
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