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ダンジョンのある世界で今日も俺はガチャを回す  作者: ハンムラビ法典
第1章「そうだ、ダンジョンに行こう」
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第1話「平凡な日常」

いつも通り朝ごはんを食べ、いつも通り学校へ向かう。


そんな感じで平凡な生活をしている男子高校生が一人。


平凡な高校生、赤城修哉はいつも通りに学校に着いた。


修哉が学校に着くと同じ学生が話しかけてきた。


「よう、修哉」


「おはよう、健二」


その学生の名前は谷原健二、修哉の友人である。


「いや〜、早速で悪いんだが宿題見せてくれないか?」


健二は宿題を忘れたのか見せてほしいとお願いしてきた。


「...たく、お前はいつになったら宿題を持ってくるんだ」


もはや毎回となっている健二の宿題忘れに修哉は呆れ果てていた。


「今日はダメだ。お前もいい加減持ってこいよ」


さすがに何度も見せるのもアレなので修哉は断った。


「えぇ〜、そこをなんとか!」


「ダメだ、そろそろ自分でやっとかないと本当にまずいぞ?」


修哉と健二がそんな会話をしている時だった。


「え、晴人くん、探索者になったの!?」


教室に女子生徒の声が響きわたった。


その声を聞いた途端、教室はざわつく。


「あいつが探索者になったのか?まぁあいつなら別に違和感はないんだけどな」


健二はその声にそんな反応をする。


話題になっているのは坂巻晴人という男子で文武両道でイケメンであり、この学校で女子にモテまくっている生徒である。


「ただなぁ、あいつなんか悪い噂あった気がするんだけど」


修哉は健二にそう返す。


晴人には不良とつるんで生徒や教師を恐喝した、複数の女子と関係を持っている等の黒い噂があった。


「それはそうだけど、あくまで噂だからな...そういやお前は探索者にならないのか?お前の容姿はまぁご察しだが、頭もそこそこ良いし運動もそれなりにできる探索者になったらモテるんじゃないか?」


健二は修哉に探索者にならないのかと聞いてきた。


「いや別にモテたいってわけでもないしな。まぁ最近誕生日過ぎて年齢制限は超えたからなるだけなってみても良いかもな....ってかお前今さりげなく俺のことディスっただろ」


容姿はご察しとか言われたことに気づいた修哉はそう言うと健二は汗を流しながら下手な口笛を吹き始めた。


「ヒュ〜」


「はぁ...というかお前も同じような感じだろ?とりあえず授業も始まるし一旦席にもどれ」


あと少しで授業が始まるため健二に席に座ることを促した。


「わかった、じゃあまた中休みに」


「じゃあな」


修哉と健二はそこで会話を終わらせ、席に座った。


この会話がのちの修哉の人生を大きく変えることになるとは今は誰も予想していなかった。


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