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第107話「ポイントを貯めていた意味」

「あ、あ...これはどうやら大変なことになっているようだね」


完全に意識が戻ったらしい男は辺りを見回してすぐに状況を察したようだった。


『まさか、彼の軽い挑発で意識が目覚めるとは相変わらずそういうところは変わっていないようだね』


「はははっ、それは君の言えるところではないだろう?アーノルド、僕たちは似たり寄ったりだ。力の使い方をお互い間違えてこんなことになっている」


『勘違いしているようだが、君とは違って私は間違えてなどいない。何せ私は管理を別の世界まで広げられそうなんだからな』


それを聞いて男の表情が変わった。


「待て...まさかだが僕らの世界を捨てたのか?」


『捨ててなどいないよ、全ての人間を苦痛から解放してあげただけだよ』


「苦しみから解放」、まぁつまりそういうことだろう。


「....君はそこまで堕ちたか。....そこの2人、少し聞いてくれ」


「....あ、はい」


「は、はい」


話についていけていなかった修哉と陽菜は突然話しかけられて驚くが、とりあえず返答を返す。


「君たち2人のうち、複数能力を持つのはどちらだ?」


「...俺です」


「....なるほど、なら賭けるには十分かな」


修哉の返答を聞いた後、男は少し考えた後、飛び上がってアーノルドの方へと走っていく。


男がアーノルドに向かって剣を振り下ろし、アーノルドが出現させた杖で防ぐ。


「2人共!よく聞いてくれ、僕はこのままだと負ける!」


それを聞いてもしかしたらこの男がアーノルドを倒してくれるのではないかという希望がかき消されそうになる。


「だが、心配しなくてもいい!.....修哉くん、『ガチャ』を使うんだ。後のことは考えなくていい、全てを出しきれ。僕たちの世界では失敗した、しかし今度こそできるはずだ!」


なぜ『ガチャ』を使うのか、何が必要なのか。


正直修哉にはわからない、しかしこの状況を切り抜けるためには『ガチャ』を使うほかないことはわかった。


「修哉さん...」


「今まで全く使わずに残してきたこのポイント....無くなるまでやろう。状況が急すぎてよくわからないけど、あの男が言う通りなら切り札はこの『ガチャ』のなかにあるはず!」


修哉の決意を見て、男は満足げに頷く。


「それでこそ、僕たちの意思を継ぐにふさわしい。....これ以上の犠牲をなくすためにも頼んだよ」


そう言って男は剣に光を灯らせる。


「さぁ、アーノルド!いつぞやのやり直しだ、こうやって戦うのも久しぶりだろう?さぁこのハインケルとの戦いを楽しもうじゃないか!」


『勇者』ハインケルは笑いながらアーノルドの真正面を向く。


正真正銘最後の戦いが始まった。

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― 新着の感想 ―
 回帰が一回残っていると記憶していたのだが、この「残り回数」が気になる。
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