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第105話「勇者」

「さて、君たちに取れる選択肢は2つだ。おとなしく私に従い、2人でこのダンジョンのボスとなるか。それともかつてここにきた2人のように私に逆らい、殺された後にボスとして働くか。私としては前者をおすすめするが」


アーノルドは自らがしていた話を中断し、修哉と陽菜にそう投げかける。


一瞬だけ視線を交わし、お互いの意見が同じであることを確かめる。


考えるまでもない。


「その提案を受けてお前に従う奴なんてここにはいない」


「あなたに従うなんてお断りです」


修哉と陽菜はアーノルドの提案を跳ね除ける。


「そうか....残念だ...まだ3組目だが本当に誰も私の考えに賛同してくれない...どうせ殺されるのに哀れな..」


「私が即座に君を殺してもいいのだが、それではつまらない....私の友人に相手をしてもらおうじゃないか」


アーノルドの言葉に反応するように鎖が砕けていく。


(やっぱりそうだよな....)


骸骨(スケルトン)が話していた内容、そしてアーノルドが先ほど言っていたこと。


そこから鎖に繋がれている男が「勇者」と呼ばれていた人物であるのは察していた。


鎖が完全に砕けて、男が目を開く。


修哉と陽菜は距離をとりながらすぐに戦えるような態勢をとる。


男は虚な目をしていて、あまり意識があるとは考えられなかった。


「残念ながら彼はダンジョンのボスと化した後も私に逆らい続けた。すでにシステムとなり、どれだけ意識があろうともダンジョンの強制力によって体は動かされるはず。しかし彼は彼の意識が残る限り、私を殺そうとし続けた。だからこうやって封印していた」


「まぁ意識を強制的に奪って体だけを動かせば操れる、以前を見れば比べるのも烏滸がましいが君達を倒すのには十分だろう」


男が剣を勢いよく抜いて、光を剣に纏わせる。


「早く殺されてくることを願うよ」


それだけ言うとアーノルドが遠くへと離れていく。


それと同じタイミングで男がこちらへと襲いかかってきたのであった。

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