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第103話「突入」

何度も何度も見たあの扉が目の前にある。


修哉と陽菜は万全の準備を終えて、100層に来ていた。


(最初はこんなことになるとは思ってなかったな)


修哉は一度死ぬ前に初めてダンジョンに潜った日のことを思い出す。


(あの時は軽いバイトにでもなればと思って始めたんだけど...自分が最終層を攻略することになるなんてな)


扉が開き、最後のボスへの道が開かれる。


(もしも何かがあったら行長さんに対処してもらえるようにはしてある、....使いたくはないけど多分『回帰』もまだ2回分残ってるし)


保険も十分あることを再確認し終わり、完全に全ての準備が終わった。


「.....行こう」


「はい」


修哉と陽菜は扉の奥へと歩いていったのであった。


◇ ◇ ◇ ◇

ひどく無機質な空間だった。


ある程度の人の痕跡を感じられた他のボス部屋とは違い、ただただ白い壁が続くばかり。


辺りを警戒しながら進み、奥に何かが見えてくる。


(....何だ?)


さらに進み、奥にあるものが見えてきた。


(人..か?)


修哉の目に映ったのは鎖で繋がれた美丈夫の青年だった。


もっとちゃんと確認しようとして、その青年の奥にさらに何かがいることに気づいた。


修哉が気づいたと同時に向こうもこちらに気づいたのか歩いてくる。


それは奇妙な風体の男だった。


見た目の年齢は鎖に繋がれている人物に近い。


男はゆっくりと拍手をし始める。


白い空間に拍手の音だけが響く。


そして修哉と陽菜との距離が一定まで近づいたところで立ち止まる。


緊張が陽菜と修哉の中で駆け巡る中、男が突然口を開いた。


「おめでとう、本当におめでとう。君たちが初めて地球の中でこのダンジョンの100層に到達した人間だ」


「おっと申し遅れたな、私の名前はアーノルド・タッカー。このダンジョンの管理者を務めている」


そういってダンジョンの管理者、アーノルド・タッカーはにこやかに微笑んだ。

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