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第99話「はしゃいだ罰」

ブラックドラゴン討伐翌日の日曜日。


修哉は陽菜によって再び家に拘束されていた。


少しテンションが上がっている様子の陽菜がお昼ご飯を作っている。


(....俺何かしたっけ?)


本来今日は90層ボスのブラックドラゴンを倒した祝いということで都心に出かけるはずであった。


ところが、ダンジョンから出て家に入った瞬間あっという間に取り押さえられてベッドにイン。


そのまま次の日へと移動し、良いタイミングで逃げようとしたところを捕まって縄で縛られているのである。


(誰か来ないのか...?いやまぁ別にこの状態に対してはそんな文句を言うつもりはないけど何で急にこんなことに?)


「陽菜さん、何で今日は縛ったの?出かける予定もあったのに?」


修哉は料理をしている陽菜に話しかけると、陽菜はこちらを向いて口をひらいた。


「何でって...修哉さんのせいですよ?修哉さんがあんなことするから悪いんです」


「ズルい」と言いたいような顔でそう喋るが、修哉には何のことだかわからなかった。


「ピーンポーン」


すると家のインターフォンが鳴る。


「うん?誰だろう?ちょっと縄解いて出てもいい?」


「ダメです。私が出ます」


さりげなく言ってみるがやはりダメだった。


陽菜がインターフォンを押した相手を見る。


「あぁ....あなたのご友人の健二さんが来ていますね」


陽菜はそう言ってドアを開ける。


「よう修哉、引っ越したって言ったから遊びに...え?」


(そういや引っ越した場所あいつにだけ教えてたな)


てっきり修哉が出てくるものだと話しながら入ろうとして目の前に陽菜がいるのを見て固まっている健二を見て修哉は縄で縛られたまま苦笑する。


「ようこそ健二さん、修哉さんならあそこにいますよ」


「あ、はい..ようしゅう....は?」


健二は陽菜の言葉におずおずと頷きながら気を取り直して奥の修哉に話しかけようとして修哉が縄で縛り付けられていることに気づく。


「どうした、健二?今日はなんか用か?」


「.....」


「健二?」


「失礼しましたァァァ!!!」


健二は一瞬黙りこくった後、大きな声を上げながらドアを閉める。


「....変な方ですね?」


「いやまぁ...こんな格好だから...」


修哉と陽菜で少し認識が違うような気もしなくないが、2人とも一瞬で健二のことは忘れて一緒の時間を過ごすのであった。

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― 新着の感想 ―
何事も無いように「どうした、健二?今日はなんか用か?」そら逃げるわ・・・
もう完全に染められてる……w
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